代わりに東京ディズニーシーを案内することになり、綿密なプランを英語で送った。同じ8歳の子を持ち、乗れるアトラクションも同じ。家族の写真を交換し、当日は駅で待ち合わせた。楽しみながら英会話の実践練習ができた。

 このサービス、英語にコンプレックスをもつ育児世代が「子どもには英語で苦労させたくない」と利用することが多いという。でも実際は、子ども同士はあっさりと仲良くなり、親たちのほうが「自分も頑張らねば」と奮起するケースも多いらしい。サービスを運営する任意団体「ザ・グローバル・ファミリーズ」代表、粟野瑞季さんは言う。

「日本人には最低限の語学力があるから、会えばなんとか会話できる。大切なのは、その機会をつくることです」

(アエラ編集部)

AERA  2016年2月29日号より抜粋