集団暴行殺害事件 主導した少女に性的虐待の過去 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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集団暴行殺害事件 主導した少女に性的虐待の過去

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虐待により、親子の絆にほころびが生じて発症する「愛着障害」。虐待を受けている子どもへの、早期の心のケアが必要とされる(撮影/写真部・加藤夏子)

虐待により、親子の絆にほころびが生じて発症する「愛着障害」。虐待を受けている子どもへの、早期の心のケアが必要とされる(撮影/写真部・加藤夏子)

「母親が性的被害の訴えに耳を貸してくれなかったことは、被害を受けたこと以上に少女の心を深く傷つけた。子どもの立場からすれば、母親は自分に対する愛情など持っていないんだという感覚だったのではないかと思います」(中田弁護士)

 16歳の春、少女は家を出た。似た境遇の4人で「ファミリー」と称して広島市内で共同生活を始める。しかし、その約40日後に事件は起きた。無料通信アプリ「LINE」での口論が発端。ファミリーとほかの少女らが一緒になって、被害にあった女子生徒を車に監禁、暴行し、殺害した。殺害にまで至ったのはなぜか。中田弁護士はこう説明する。

「少女にとってファミリーは、かけがえのない存在。暴行を途中でやめたりすると、ファミリーに示しがつかなくなり、絆が切れてしまう。裏切ることはできないと思った。集団心理も働き、暴行がエスカレートしていった」

AERA  2015年4月27日号より抜粋


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