「孤狼の血 LEVEL2」8月20日(金)全国公開配給 東映(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
「孤狼の血 LEVEL2」8月20日(金)全国公開配給 東映(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

 8月20日に全国公開された松坂桃李主演の映画「孤狼の血 LEVEL2」で、松坂演じる刑事・日岡秀一と親密なバー「スタンド華」のママ・近田真緒役での体当たりの演技が話題を集める西野七瀬。

 乃木坂46所属時から、多くのドラマや映画に出演してきたが、2019年のグループ卒業後も、連続ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)や「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)などへの出演に続き、本作や27日に公開予定の映画「鳩の撃退法」や、放送中の連続ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)への出演など、女優としての活躍がめざましい。

 この女優としての西野七瀬の活躍の源について、「もともと明確な女優志望がなく、演技に対する強いこだわりも薄い方でした。そういう意味では元AKB 48の川栄李奈さんに少し近いものを感じます。『孤狼の血 LEVEL2』では強さを兼ね備えたバーのママ、『あなたの番です』ではサイコパス的な役柄、いっぽうではごく普通の女性役もこなせる。こだわりが薄いぶん、すべての役をフラットに吸収し表現できるところは強みだと思います」と、芸能ジャーナリストの平田昇二さんは語る。

「向上心と好奇心も非常に強い。それがいろんな役を演じることにいい方向に作用していると思います」(平田さん)

 タイプの違う役を次々に自分のものにできることは、こんな側面もある。

「たとえば“クールビューティ”であるとか、ある決まったイメージがあって、そのイメージに沿った役がオファーされる女優さんが多いと思うのですが、西野さんはそうではなく、役に合わせることができる。それによってこの先も、さまざまなタイプの役を演じることができるといえるので、ますますこの先の伸びが楽しみです」

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ひとつのロールモデルに