「接種時期が過ぎていても、2種類以上のワクチンを1回の通院時に打つ同時接種という方法をとれば、本来の接種スケジュールに間に合わせることが可能です。お子さんに予防接種を受けさせていない親御さんは、まず母子手帳を持って小児科で相談してください。どのタイミングで何を接種すれば良いか具体的に教えてくれると思います」

 最後になるが、予防接種といえば、冬のインフルエンザ流行シーズンを前に受ける、インフルエンザワクチンがある。今年は高齢者が優先的に接種されることになっているが、子どもはインフルエンザにかかるリスクが高く、インフルエンザ脳症にも注意を払う必要がある。コロナ禍においても例年と同じように、早めに予防接種を受けたほうがよいそうだ。

(本誌・山内リカ)

※週刊朝日オンライン限定記事