インフル感染後はコロナにもかかりやすい? 「ダブル感染」リスクを減らすには (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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インフル感染後はコロナにもかかりやすい? 「ダブル感染」リスクを減らすには

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山内リカ,亀井洋志週刊朝日#ヘルス#新型コロナウイルス
高齢者は早めにインフルエンザの予防接種を(Getty Images)

高齢者は早めにインフルエンザの予防接種を(Getty Images)

インフルエンザと新型コロナの違い (週刊朝日2020年10月23日号より)

インフルエンザと新型コロナの違い (週刊朝日2020年10月23日号より)

 新型コロナとインフルエンザの「ダブル流行」はこない、といった見方を示す専門家が実は結構いる。南半球で流行がなかったことや、体内でのウイルスの生存競争など、さまざまな説がある。とはいえ、感染のリスクが消えたわけではないので、常に最新の情報を知って備えたい。

【比較表】症状、重症度、治療法…インフルエンザと新型コロナの違いは?

 新型コロナとインフルエンザの“ダブル感染”のリスクはどうか。

 東京都健康長寿医療センター呼吸器内科の山本寛部長は、「あくまでも一般論」とした上で、

「インフルエンザへの感染が起こると、そのあと3週間ぐらいは気道の防御機能が落ちます。そのときに二次性の感染症が起こることはわかっています。それを踏まえると、インフルエンザの感染後は、新型コロナにも感染しやすくなるので、注意が必要でしょう」

 との考えだ。重症化のリスクについては、水野医師がこう指摘する。

「今、新型コロナでは長引く症状が問題になっています。回復した後でも肺が大きなダメージを受けていることがあります。そう考えると、症状が残っている人がインフルエンザにかかると、重症化する可能性があります」

 これからの時期、手洗いやマスク以外にしておきたい対策は、「やはりインフルエンザの予防接種です。特に高齢者と持病がある人は受けたほうがいい」と岡部所長。

「インフルエンザの予防接種の有効性は100%ではなく、接種してもかかる人が少なからずいます。ですが、症状を軽くするとか、肺炎になりにくく死亡を防ぐとか、そういう効果は期待できます。10月に接種すると、インフルエンザ流行の兆しがみえる11月以降の感染リスクを下げることができます」

 今年、国が用意したワクチンの供給量は、最大約6300万人分。65歳以上の高齢者などへの優先接種を10月1日から始めている。「流行が始まってから接種しても間に合わない」(岡部所長)というから、高齢者や持病がある人は後回しにせず、早めに済ませておきたい。

 なお、高齢者らへの優先接種は10月25日まで。早めにかかりつけ医や近くの医療機関に問い合わせておきたい。


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