■大場正明(映画評論家)


評価:★★★ なかなかGOOD
これまで姉や夫の陰で生きてきたため自分が見えなくなったヒロインと、サッカーで存在を証明したい移民の子供たちが絶妙に絡み合うヒューマンドラマ。仏頂面をしたまま気持ちの微妙な変化を表現する主演女優がうまい。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
新しく始められるパワーはもちろん、子どもたちとの関係性が良い。そしてこの小さな田舎町の人々がとにかく面白い! 最高に爽やかな気持ちになりました。どの年代でも主人公や周りのみんなの気持ちに共感できます。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★ なかなかGOOD
いつからでも人生はやり直せることを描いている。現代版「ロッキー」とも言えるチャレンジの重要さはいつの時代も共通。幾分都合よく話が進みすぎるが、孤独の描き方が心に響く人も多いだろう。最後の決断が素敵だ。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年8月7日号