「日馬富士は昨年、モンゴルに小中高一貫の学校を設立しました。生徒がたくさんいるようです。彼はいま、その学校の運営に没頭しています。学校には相撲の土俵を作って、子供たちに相撲を教えることを教育の一環としてやっていくようです。日本が好きで、子供の制服も、勉強にも日本語を取り入れてます」(同)

 この和解で一連の騒動には決着がついたのか。

「現在の相撲協会は心技体の教育をしないで、強いやつらばっかりを集めて土俵に上げている。体質は変わっていない。日馬富士、貴ノ岩を巡る問題の本質は、相撲道の問題なんです」(同)

 ちなみに、“もう1人の主役”とも言える、元貴ノ岩の師匠だった元貴乃花親方は姿を見せることはなかった……。
(本誌 上田耕司)
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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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