「錦織圭は勝負の年」杉山愛が語る全豪OPの意外な敵 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「錦織圭は勝負の年」杉山愛が語る全豪OPの意外な敵

このエントリーをはてなブックマークに追加
緒方麦週刊朝日
上り調子の錦織。ケガから完全復活し、勝負の年になるか(C)朝日新聞社

上り調子の錦織。ケガから完全復活し、勝負の年になるか(C)朝日新聞社



 杉山さんが、この大会で錦織の精神的な成長を感じたのが、決勝の第2セット。相手のダニル・メドベージェフ(ロシア)は強力なビッグサーブをくり出し、安定感があって簡単なミスをしないタイプで、錦織は昨年10月の楽天オープン決勝で敗れている。

 準決勝まで3試合で1セットも落とさず勝ち進んできた錦織は、決勝でも第1セットを6-4で先取。しかし、ストローク戦で打ち負けてしまい、第2セットは3-6で奪われた。

「第2セットは8回ブレークポイントがありながらも、取れなかった。相手は(サーブの)1本でポイントにしてしまうので、すごく嫌な取られ方だったと思うんです」(同)

 だが、錦織はそれ引きずらなかった。第3セットは1-1から4ゲームを連取して6-2で制し、勝利を引き寄せた。

「うまく気持ちを切り替えて第3セットに入り、最後まで自分のテニスを信じてやりきれた。精神的な部分で充実しているな、というのが見えましたね」(同)

 この3年間で9回決勝コートに立った錦織だったが、あと1勝が遠かった。ようやく最後の1勝をつかみ、優勝トロフィーを手にした。

「負けていることはメディアでも書かれている。そこを意識しながらも乗り越えられたのは、精神的な成長です。プレッシャーがかかる中でも、今大会の錦織選手は自分の力を出し切れたと思います」(同) 

 これからの1年に、杉山さんは期待を寄せる。

「まだまだ肉体的に充実しているなかで、精神的にもいい状態になったと思います。錦織選手自身も“勝負の年”と思っているのではないでしょうか」(同)

 大坂なおみに続き、グランドスラムで日本人男子初の王者として名を刻めるか。今季、最高のスタートをきった錦織に注目だ。(本誌・緒方麦)

※週刊朝日オンライン限定記事


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい