東京五輪でも増便はムリ 米軍の横田空域は今後も存続する? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東京五輪でも増便はムリ 米軍の横田空域は今後も存続する?

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亀井洋志週刊朝日
「横田ラプコン」を飛び横田基地へ向かうオスプレイ (c)朝日新聞社

「横田ラプコン」を飛び横田基地へ向かうオスプレイ (c)朝日新聞社

 日米地位協定は米軍基地に日本の航空法が及ばず、米軍機は訓練のため、いつでも離着陸できる。沖縄県の米軍嘉手納飛行場の嘉手納ラプコンは、10年に管制権が日本側に返還されたが、いまだに米軍機優先の運用は変わらない。

 05年に行われた2プラス2(日米安全保障協議委員会)での協議で「日米同盟:未来のための変革と再編」を結び、08年9月から、横田ラプコンが一部返還。南東空域の一部の高度を1200~1500メートル下げた。

「羽田から北陸方面が約3分、福岡・広島・山陰方面で約4分、四国北部などで5分の時間短縮ができました」(守屋氏)

 しかし、現在でも羽田・成田では過密状態が続き、運航時間の増大や遅延の発生がなくならない。

「政府としては観光客を呼び込むため、20年の東京五輪で飛行機を増便したいが、横田ラプコンのさらなる返還交渉を米国とまともにできていない。米軍を忖度して、話し合いのテーブルにつくことすらしていないので、間に合わないのではないか」(防衛省関係者)

 巨額兵器を買う見返りとして横田ラプコンぐらい返還してほしいものだ。(本誌・亀井洋志)

週刊朝日  2018年11月9日号


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