「核廃絶というゴールは共有している」「立場の違う国々の橋渡しをしたい」というものの、「北朝鮮の脅威」をかかげ、
「日米同盟のもと、核兵器を有する米国の抑止力を維持しなければならない」「(条約には)署名できない。参加すれば核抑止力の正当性を損なうことにつながる」
とペーパーを読みながら、いっていました。
核廃絶というゴールは共有しているというのなら、勇気を出して署名しなくてどうします? 立場の違う国々の橋渡しって、だからそれをICANは日本にお願いしているのです。日本は核兵器を保有しているアメリカと仲が良いし、アメリカに核を落とされたんですから。
討論会で、共産党の志位委員長が、「核抑止力論って、脅しでしょ」というようなことをいっていました。
脅しで安全・平和を目論む。国として、そこに正しさはいらないのでしょうか? 抑止力という野蛮な脅ししか、ほんとに打つ手はないのですか?
※週刊朝日 2018年2月9日号