木村庄之助が選ぶ「昭和~平成」なつかしの大相撲名勝負トップ10<後編> (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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木村庄之助が選ぶ「昭和~平成」なつかしの大相撲名勝負トップ10<後編>

和田靜香週刊朝日
ハワイ力士の横綱、武蔵丸(c)朝日新聞社

ハワイ力士の横綱、武蔵丸(c)朝日新聞社

 さて、琴風と小錦。放送時間に収めたいから、一瞬で決まるといいなぁと思っていたら、これが予想外の大相撲に。お客さんは沸いてるけど、こっちは焦ってる。もう間に合わないか、と思ったら琴風が勝った!ああ、これで決定戦はない!と安心しました。

 さぁ、表彰式だってんで、大急ぎ。通常40分かかるところを30分で終えなきゃいけないから、「ただ今から表彰式を行います」と私が場内放送を始め、表彰状を読み上げると、40~50キロもある内閣総理大臣杯なんかもどんどん土俵に運ばれ次々に多賀竜に授与。どうにか間に合い、最後に関取全員とお客さんがペンライトを振って、綺麗に収まりました。

【7位】大鵬×玉乃島/昭和40年初場所

 かつて本場所の取組は一門系別で組まれ、同じ一門同士なら当たらなかったのが、この場所から部屋別総当たりに変わり、大鵬と玉乃島はこれが初顔合わせの一番でした。「まさか玉乃島が勝つわけない」って先入観がみんなにはあったけど、玉乃島が内掛けで倒すんですが、内掛けは相撲が巧くないと決まらない。相手がまわしを取りに来たときにタイミングよく瞬間的に足を引っ掛けるんだから、掛けようとしてできる技じゃない。へたに掛けに行くと逆に倒されてしまう。

 今なら小兵の宇良は研究すればうまくなるんじゃないかな。上から覆いかぶさられた瞬間に掛けたらいい。内掛けや首投げは決まると綺麗ですねぇ。失敗したらみじめだけど……。


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