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「最期まで自宅でひとり」貫くためにするべき“三つの習慣”

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地域の「寄り道」交流で一人暮らしの老人を訪問する小学生 (c)朝日新聞社

地域の「寄り道」交流で一人暮らしの老人を訪問する小学生 (c)朝日新聞社

老化の進行が暮らしに及ぼす影響(週刊朝日 2017年11月24日号より)

老化の進行が暮らしに及ぼす影響(週刊朝日 2017年11月24日号より)

歩行能力と老化・病気予防(週刊朝日 2017年11月24日号より)

歩行能力と老化・病気予防(週刊朝日 2017年11月24日号より)

 最期まで自宅で暮らしたいと願う人は多い。だが自宅で死ぬ人はわずか10%という現実がある。本当にそうしたいなら、自宅で死ぬという覚悟と、それ相応の準備が必要だ。最晩年の暮らしを支えるための覚悟の仕方、準備の方法について住生活コンサルタントの大久保恭子氏がレポートする。

*  *  *
 国立社会保障・人口問題研究所によると、2035年には65歳以上の高齢者の3人に1人が一人暮らしになると予測されている。そして最期を自宅で迎えたいと希望する国民は6割超とされる。

 それをかなえるためには、自分が老いていく姿を見越し、自宅暮らしを貫くに足る心身の状態に、何としても踏みとどまるという覚悟を持つことが何より大事だ。

 まず、老化の進行が自分の暮らしにどう影響するかを見越すことから始めよう。個人差も諸説もあるが、早い遅いはあっても、誰もがたどる道だ。

【わかりやすい比較表はこちら】段階別・老化の進行が暮らしに及ぼす影響

■第1段階(65~74歳)
 老化は始まっているが、多くの人が健康寿命を保っており、日常生活に支障はない。この段階になるべく長くとどまることが大切だ。

■第2段階(75~84歳)
 身体機能の低下が一段と進み、自宅では暮らせるものの、できないことが増え、生活は縮小する。最期まで自宅を望むならば、何としてでもこの第2段階のレベルにとどめる覚悟が必要だ。また、伴侶、友人といった親しい人の死が、生きる気力を消失させ、老化の速度を格段に速めることがある、ということも見越しておくことが大事だ。

■第3段階(85歳~)
 ひとりでは外出できなくなり、認知症も増える。生きるために最低限必要な食事、排泄、入浴ができなくなれば、多くの場合一人暮らしは断念、ということになる。それでも自宅で死ぬなら、人の助けを得る、という覚悟が必要だ。

 このように、おおよそ現在の自分が老化のどの段階にあり、その後どうなるかがわかると、覚悟のほども決まってくる。

 老化第2段階で踏みとどまるためには、覚悟を決めるだけでなく、老いの進行を見越したうえで、逆算して今からやるべきことを用意周到に準備しておくことが重要だ。


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