■余計なお世話を得意げにしてしまう病


ささいな間違いの指摘、求められてもいない助言や忠告(しかも凡庸)、聞かれてもいない情報の提供……。

■過去を美化して最近の若者を嘆く病
「昔はよかった」だけでなく、過去の自分を美化した自慢話も。すればするほど憐れみの目で見られる。

■限りなくセクハラに近いちょいエロ病
女性の投稿に少しエロ風味なコメントを付ける。「小粋なちょいワルオヤジ」を気取っているつもり?

 思い当たる節があればあるほど、指摘されると「おじさんだけじゃないだろ!」と反発したり、「好きに書いて何が悪い!」と開き直ったりするのも、おじさんの特徴です。どうか広い心で、気に食わないところは読み流し、役に立つと思える部分があれば、参考になさってください。

 いろんな落とし穴はあっても、一度SNSの魅力を知ってしまえば、もはや縁を切ることはできません。「痛い人」や「迷惑な人」にならないように気を付けつつ、おじさんなりに楽しく使いこなしたいところ。また、おじさん自身が、おじさんの毒牙にかかって、面倒臭いコメントやリアクションに悩まされることもあります。

 SNSで微妙な状況に陥ったときには、下記のようなフレーズで乗り切りましょう。平和を保ちつつ、周囲から「おお、なんて大人なんだ」と感心してもらうことができます。

【対応に迷う状況を無難に脱する大人のフレーズ】
■「なるほど、いろんな考え方がありますね。勉強になります!」
何げなく書いたことに対して、的外れな反論や過激な持論をぶつけられたときに。相手は「言いたいだけ」なので、適当に流しておくのがいちばん。

■「うれしくなって、いろいろ書いてしまいました。ごめんなさい」
自分が詳しい分野について、大きなお世話の情報提供をしてしまったときに。教えたい欲を満たしつつ、いい人っぽさも示せます。

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