お湯を入れて、待つこと5分。ふたを開けると、カレーの芳ばしい香りと、ほのかに感じる節系の華やかな香りが食欲をそそる。
うどんをすすってみると、かなりコシがある。分厚い麺で、口の中で弾力を楽しめる。
近大マグロの中骨から取った濃厚なエキスを使っているというスープは、カレーの辛みが感じられるのと同時に、甘みのある出汁が利いていて、上品なコクのある味が後から口の中に広がる。油揚げやかまぼこなどの具は、強い主張はせず、わき役を演じている。
開発に関わった、つるとんたんの担当者は、
「うどんのコシ、出汁のコクには、エースコックさんに限界まで挑戦してもらった。カップうどんの限界を超えた自信作です」
と胸を張った。
近大マグロを気軽に味わえるカップうどんは、今回も売り切れ必至。寒さが厳しくなる季節。うどん通なら一度、ご賞味あれ。
※週刊朝日 2016年11月25日号