マグロの完全養殖に成功したことで知られる近畿大学水産研究所。「近大マグロ」を使ったカップうどんが全国で発売されている。はたしてその味は? (※写真はイメージ)
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「天然マグロよりも脂が乗っていますので、良い出汁が出たと思います。本格的なうどんの味わいを実現しています」

 と自信を持って語るのは、近畿大学広報部の横山創一さん。近大といえば、水産研究所が世界初のマグロの完全養殖に成功したことで知られる。この「近大マグロ」を使ったカップうどんが今月、全国のコンビニで発売された。近大とエースコック、さらに、芸能人にもファンが多い高級うどん店「つるとんたん」を運営するカトープレジャーグループがコラボした「スーパーカップ1.5倍近大マグロ使用 魚だしカレーうどん」。100万食限定で、220円(税抜き)。

 近大とエースコックはこれまで2度、「近大マグロ」を使ったタイアップカップ麺を出してきた。2014年に出した第1弾「中骨だしの塩ラーメン」は150万食、翌年の第2弾「中骨だしのまろやか魚介塩ラーメン」は180万食を販売したが、

「予想以上に反響があり、いずれも数カ月で完売」(横山さん)

 どちらも高級魚である近大マグロのうまさが手軽に味わえる、と人気が出たという。

 今回は、「つるとんたん」が味を監修したことで、さらに注目を集めている。

 実際に食べてみた。

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