森喜朗も仕方ない? 人は年をとると「失」が増えるのか (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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森喜朗も仕方ない? 人は年をとると「失」が増えるのか

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週刊朝日
年をとると「失」が増える?(※イメージ)

年をとると「失」が増える?(※イメージ)

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は、「失言」。

*  *  *
 人間、齢(よわい)を重ねると子供に戻るという。張り詰めていたものが緩んでくる。ゆるゆるのご年輩は羨ましい。かくありたい、見守りたい。

 先日、ゴールデンウィークに我が家の次男(8)が「わんぱく相撲大会」に出場するというので、その応援に行ってきた。

 大勢の観客のなかに、ひときわ喧しいお爺さんがいた。子供たちがシコを踏むと、

「ヨイショー! ヨイショー!」

 と掛け声を飛ばす。誰が勝っても喜び、誰が負けても悔しがる。気のいいお爺さん。うちの次男が勝った時も、お爺さんは「やったーっ!!」とバンザイして私以上に喜んでいた。

 取組が進み、結びの一番。土俵上には西方にヒョロリと痩せた男の子。東方はかなり体格のいい男の子。お爺さんが二人の仕切りを見ながら、

「アチャー! 相手、デブだなぁ。こりゃ大変だよ! しっかりやれーっ! ○○ーっ!!」

 と名前をよんだ。西方ヒョロリ君(仮)のお爺さんか。

「しかし相手のデブの子、2年生でよくあそこまで太ったなぁ。○○ーっ!! 負けるなーっ!!」

 お爺さん、声がデカい上に周りを気にすることなくデブデブと連呼するので、私は他人事ながらその東方ポッチャリ君(仮)のご両親が聞いてるんじゃないかと思ってヒヤヒヤした。

 結果、ヒョロリ君は瞬殺だった。その時、爺さんは、

「チクショー! ちょっとデブすぎたなぁ、あのデブ……」

 ノーデリカシー爺さん。


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