ウリはウザさ? ヒモを夢見たムロツヨシの下積み時代 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ウリはウザさ? ヒモを夢見たムロツヨシの下積み時代

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俳優ムロツヨシ1976年、神奈川県出身。大学在学中に役者を志し、99年に作・演出・出演を行った一人舞台で活動を開始、映画「サマータイムマシン・ブルース」をきっかけに映像にも活動を広げる。連続ドラマ「悪党たちは千里を走る」(TBS系)に出演。「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合、毎週木曜22時25分~)、連続ドラマ「重版出来!」(TBS系、毎週火曜22時~)に出演中。出演映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」が5月14日、「ヒメアノ~ル」が5月28日、「金メダル男」が今秋公開予定(撮影/植田真紗美、スタイリング/森川雅代、衣装協力/LANTIKI CENTRAAAAAL)

俳優
ムロツヨシ
1976年、神奈川県出身。大学在学中に役者を志し、99年に作・演出・出演を行った一人舞台で活動を開始、映画「サマータイムマシン・ブルース」をきっかけに映像にも活動を広げる。連続ドラマ「悪党たちは千里を走る」(TBS系)に出演。「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合、毎週木曜22時25分~)、連続ドラマ「重版出来!」(TBS系、毎週火曜22時~)に出演中。出演映画「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」が5月14日、「ヒメアノ~ル」が5月28日、「金メダル男」が今秋公開予定(撮影/植田真紗美、スタイリング/森川雅代、衣装協力/LANTIKI CENTRAAAAAL)

 大河ドラマ「平清盛」(2012年)や朝ドラの「ごちそうさん」(13~14年)に出演し、ブレークした俳優・ムロツヨシさん。本誌で連載している作家・林真理子さんとの対談では、元々、東京理科大に進学した彼が俳優の道を目指したきっかけを話した。

*  *  *
ムロ:大学に入ったら「この研究したい」とか「この先生のもとで勉強したい」とか、目的を持った同級生がたくさんいて、カッコいいと思ったんです。僕は可能な限り偏差値の高い大学に入っただけだったので、俺がやりたいことは何だろう、探さなきゃと思いました。それで6月初旬、たまたま舞台を見に行きまして。

林:何を見たんですか。

ムロ:「陽だまりの樹」という手塚治虫さん原作のお芝居で……。

林:中井貴一さん主演ですね。

ムロ:さすが、よくご存じで。僕、深津絵里さんの大ファンで、生の深津絵里が見れるというミーハーな気分で行ったんですが、第1幕の最後、段田安則さんがワーッと泣き叫びながら舞台が暗転する場面を見た時、もう感動とかそういうんじゃなくて、あっち側に行きたいと思ったんです。「俺がやりたいことはこれだ!」と確信してしまって、次の日から大学に行かなくなりました。

林:えっ、普通は大学に通いながら劇団に入るとか、オーディションを受けるとか……。

ムロ:周りにも止められたんですけど、そのころ僕を育ててくれた親戚の家が、経済的な問題で家庭崩壊しかけていたんです。もう学費を払ってもらうわけにはいかないし、ちょうどいいきっかけだと。それで大学をすっぱりやめました。

林:でも、食べていけないでしょう。

ムロ:まさかその後15年間、暗黒の時代が続くとは思わなかったです(笑)。3、4年で食っていけるだろうぐらいに思ってたんですよ。

林:よくあきらめなかったですね。


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