京都の隠れた名所 「八重の桜」夫婦が住んだ家 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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京都の隠れた名所 「八重の桜」夫婦が住んだ家

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新島旧邸外観1、2階の東、南、西の3面にめぐらせたバルコニーが特色。窓にはガラス戸の外に木製のよろい戸を取り付け、上部に和風の障子欄間がはめてある。襄の生前は、東のバルコニーから大文字山がよく見えたとか(撮影/東川哲也)

新島旧邸外観
1、2階の東、南、西の3面にめぐらせたバルコニーが特色。窓にはガラス戸の外に木製のよろい戸を取り付け、上部に和風の障子欄間がはめてある。襄の生前は、東のバルコニーから大文字山がよく見えたとか(撮影/東川哲也)

 新年スタートのNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・山本(新島)八重は、京都で後に同志社大学の創立者となる新島襄と出会い、再婚する。

【週刊朝日に掲載された写真はこちら】

 八重が、襄との結婚生活の大半をおくったのが、現在も残る「新島旧邸」だ。京都御所に近く、同志社大学からも歩いて20分ほどのその家は、現在も一般に公開されている(見学は予約申し込み制)。

 外観は洋風だが、内部は、和式に洋風のセンスを上手に取り入れている。畳の部屋に、洋風の椅子やテーブル、オルガンなどが置かれ、当時にしては珍しい、セントラルヒーティングや、洋式トイレもある。

 おもしろいのは、襄と八重、それぞれの部屋の違い。襄の書斎は、当時から外国の本がたくさん置かれていたために、図書館代わりに同志社の学生が自由に出入りしていた。そのせいか開放感がある。

 一方、八重の部屋は、襄の死後に八重が茶室に改造した和室で、認められた人以外は決して入れない、というような厳かな雰囲気に包まれている。まったく違うふたつの部屋に、お互いの個性の違いを尊重し合う夫婦の姿を見たように感じた。

週刊朝日 2013年2月1日号


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