設立まもないベンチャーが宇宙ビジネスで「JAXA」案件を獲得した理由とは Space BD代表取締役社長・永崎将利 Space BD代表取締役社長・永崎将利。前職は三井物産。安定はしていたが、何かを成し遂げたいと退職。何にチャレンジするか迷う中で、宇宙ビジネスと出合う。まったくの門外漢だったが、宇宙におけるあらゆるビジネスを取り扱う“宇宙商社”の事業にのめりこんでいった。持ち前のパワフルさで、これまで会社を引っ張ってきた。まだまだこれから。大きな夢を抱えて、宇宙へと飛び出していく。 現代の肖像 8/25
小長光哲郎 稲盛和夫の熱気にカメラマンは圧倒された「これは動けない!」 京セラとKDDIを立ち上げ、日本航空(JAL)の経営再建にも尽力した稲盛和夫さんが90歳で亡くなって、8月24日で1年になる。 稲盛和夫盛和塾現代の肖像 8/24
怪獣好きがゴジラのテーマをきっかけにクラシック愛好家に 音楽評論家・慶應義塾大学法学部教授・片山杜秀 評論家・慶應義塾大学法学部教授、片山杜秀。博覧強記とはこの人のことだ。音楽、政治、文学、映画、演劇、古典芸能、美術、サブカル、何でもござれのストーリーテラー。大学院時代、音楽雑誌で執筆業を始め、人気ライターに。やがて政治思想史の研究業績も注目され、母校に呼び戻された。持論は「偉人伝より失敗話のほうが世の役に立つ」。「持たざる国」日本は歴史から何を教訓としたらいいのだろう。教えを乞う。 現代の肖像 8/18
カルトから人を救うという闘い 弁護士・紀藤正樹 弁護士、紀藤正樹。30年以上前から、霊感商法やカルト集団の被害者救済に奔走してきた第一人者だ。「人権を侵害する制度があるなら、それは法が変わるべき」と紀藤は言う。善悪がゼロか百かではない複雑な問題に向き合い続ける人権弁護士は、どんな人物なのか。 現代の肖像 8/4
頭蓋骨から生前の顔を復元する復顔師 戸坂明日香 戸坂明日香は、頭蓋骨に粘土で肉付けをして、生前の顔を復元する専門家である。どんな骨にも、その人物の生活の痕跡が残っているのだと言う。どんな人物かを想像することで、よりリアルに生前の姿に近づける。同級生の死をきっかけに、生死についてずっと考えてきた。脈々と続く命の連なりを、復顔を通して戸坂は感じている。 現代の肖像 7/28
物語はバブル前夜、8坪の焼鳥店から始まった 「丸亀製麺」の創業者・粟田貴也 トリドールホールディングス代表取締役社長兼CEO、粟田貴也。丸亀製麺をはじめ、ハワイアンカフェや焼鳥店など、1770店舗もの飲食店を経営するトリドールホールディングス。今では海外にも店舗を拡大するが、原点は粟田貴也が兵庫・加古川で開いた1軒の焼鳥店。自ら焼鳥を焼き、客にふるまった。そこから38年、いつも大きな夢を語ってきた。顧客に感動してもらいたい。従業員を喜ばせたい。今も大きな夢は消えない。 現代の肖像 7/14
中村千晶 ryuchellさん「自分らしさを隠していた経験があるから悩みに寄り添える」 生前語っていた思い タレントのryuchellさん(27)が7月12日、亡くなったことが判明しました。AERA 2022年9月5日号の現代の肖像では「自分らしさを隠していた経験があるからこそ、同じような悩みを持っている人に寄り添える」と語っていたryuchellさん。現代の肖像の全文を掲載します。(年齢などは当時)。 ryuchell現代の肖像 7/12
千葉望 美しい自然で育んだ感性で音を作る「共感覚」の持ち主 指揮者・沖澤のどか 指揮者・沖澤のどか。2019年にブザンソン国際指揮者コンクールで第1位となり、沖澤のどかは今、世界的にも注目される指揮者の一人だ。今年4月からは京都市交響楽団の常任指揮者にも就任。忙しい日々だが、常に大事にしているのは自然と家族との時間だ。青森で生まれ、美しい自然の中で育った。体に自然の景色や音がしみ込んでいる。四季の美しさが、沖澤の作る音に溶け出す。 現代の肖像 7/7
中村千晶 ドラマ「エルピス」で話題の俳優・岡部たかしが50歳でブレークした理由 俳優、岡部たかし。ドラマ「エルピス」のセクハラ暴言プロデューサー・村井役で、岡部たかしの名前は一気に全国に広がった。岡部自身も売れることをあきらめていた矢先の大ブレーク。だが、その演技力は高く評価されていた。俳優仲間の岩谷健司は「あれは運命的なものだった」と言う。岡部が引っ張り上げられるまで、どんな道を歩んできたのだろうか。 現代の肖像 6/30
「美しい」デザインで社会問題を提起し、解決を目指す デザイナー・社会活動家・幾田桃子 デザイナー・社会活動家、幾田桃子。ファストファッションが世界中を席巻していたとき、廃材をアップサイクルして「消耗されない美しい子ども服」をつくった。国連サミットでSDGsが採択されるよりも前から、「セールをしない」「ゴミを増やさない」「職人を守る」を貫いてきた。デザインには、人と社会を美しく変えるちからがある。職人が丁寧に仕立てた美しい服に、幾田桃子は社会へのメッセージを託す。 現代の肖像 6/23
「子どもたちに大きな不自由を強いている状況を見過ごせなかった」 UDデジタル教科書体を開発した書体デザイナー・高田裕美 書体デザイナー、高田裕美。明朝体、ゴシック体、教科書体。格調高いものからカワイイものまで、社会には無数の書体が溢れている。だが、書体によって文字の「読みやすさ」が大きく変わり、学習に不自由を強いられている子どもたちもいる。実情を知った高田裕美は、「文字のユニバーサルデザイン」に奮闘する。目指したのは、誰一人取り残さない書体の開発だ。 現代の肖像 6/16
路上生活者や被災者と目線を合わせて祈り続ける 光照院・住職・吉水岳彦 光照院・住職、吉水岳彦。葬式仏教と言われ、信仰が生活から遠のいた現在、宗教家に期待する人はどのくらいいるのだろう。その中で、朝晩の勤行を欠かさず、酒も煙草も妻帯もせず、路上生活者や被災者と目線を合わせて祈り続ける僧侶が吉水岳彦だ。東京都台東区のドヤ街山谷にある光照院の住職。阿弥陀様を心に持つ幸せを伝える役目にまっすぐに向き合う。 現代の肖像 6/9
人生の激しい浮き沈みを経て「救い」の文化の先頭に立つ 表現者・高知東生 2016年、高知東生は大麻と覚醒剤の所持で逮捕された。人生が一変した。保釈後にどう生きていけばいいのか。煩悶する中で、カウンセリングに通い、依存症の回復プログラムを受ける。その過程で初めて、抱えていた苛烈な人生を話せた。今、表現者として、生きづらい人たちの支えになりたいと思う。そのことがまた、高知を救ってもいる。 現代の肖像 5/19
ゼロからの開発で障害のギャップを縮める 日本科学未来館館長・浅川智恵子 日本科学未来館2代目館長の浅川智恵子は視覚障害がある。障害者の社会へのアクセシビリティのため研究開発をしてきた。中学2年のとき完全に失明。盲学校で勉強したが、社会でどう生きていくかを考えたとき、選択肢は少なかった。情報処理の勉強をし、ホームページ・リーダーの開発で世界を驚かす。今は社会と科学のハブになり、協創のギアを上げる。 現代の肖像 5/12
芸人の面白さを引き出す「令和のラジオスター」 お笑い芸人・向井慧(パンサー) お笑い芸人、向井慧。お笑いトリオ「パンサー」のツッコミとしてテレビで活躍しているが、向井慧の代名詞とも言えるのが、ラジオのパーソナリティーだ。四つのラジオ番組でレギュラーを持ち、「令和のラジオスター」ともささやかれる。芸人からの評価も高い。それは、常にどうしたら芸人として生き残れるか、葛藤してきた賜物でもある。天才ではないからこそ、もがいてきた。 現代の肖像 5/5
書き手も編集者も見逃したミスを拾い、著者の思いを尊重する 校正者・牟田都子 校正者、牟田都子。出版物を世に出す前に、なくてはならない存在が校正者だ。誤字脱字はもちろん、事実関係も調べあげ、間違いを指摘する。牟田都子の校正は、そこにとどまらない。著者の思いや個性を尊重し、ときには「暗がり」を残すように鉛筆を入れる。まだまだ、とも思う。天職ではない、とも言う。でも、出版業界で校正が削られがちな今、校正の存在意義を示していきたい。 現代の肖像 4/21
古田真梨子 手配書や怪文書をまかれたことも……それでも20年間カルト問題に立ち向かえたのはなぜか ジャーナリスト・鈴木エイト 旧統一教会の2世問題や政治家との癒着を20年間追い続けてきたジャーナリスト、鈴木エイト。元首相銃撃事件以降、取材が殺到した。カルト宗教の問題は、報じれば執拗な抗議を受けることが多く、多くのメディアが取材を避けるなか、鈴木はそこに切り込むことを諦めなかった。妨害に負けず、怯まず、ときに面白おかしく。積み上げた膨大なデータと貴重な資料を手に、カルト宗教と政治家の黒い関係を明らかにしてきた。 現代の肖像 4/14
人権が守られる現場のために インティマシー・コーディネーター・西山ももこ インティマシー・コーディネーター、西山ももこ。2022年の流行語大賞にもノミネートされたインティマシー・コーディネーター。性的なシーンの撮影で俳優の権利を守る仕事だ。まだ日本には2人しかいない。そのうちの一人が西山ももこだ。声をあげることが難しい俳優のために、監督との間に入り調整する。映像業界で性被害の訴えが相次ぐが、古い価値観が浸透する業界でもある。そんな業界を女性たちと一緒に変えていきたい。 現代の肖像 4/7
【2025年上半期ランキング ライフ・経済編4位】億り人が「一生持ちたい高配当株ベスト10」長期株式投資さん【新NISA応援】 AERA Money高配当株銘柄リスト新NISAアエラマネー2025年上半期に読まれた記事 7時間前