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「現代の肖像」に関する記事一覧

人生の激しい浮き沈みを経て「救い」の文化の先頭に立つ 表現者・高知東生
人生の激しい浮き沈みを経て「救い」の文化の先頭に立つ 表現者・高知東生 2016年、高知東生は大麻と覚醒剤の所持で逮捕された。人生が一変した。保釈後にどう生きていけばいいのか。煩悶する中で、カウンセリングに通い、依存症の回復プログラムを受ける。その過程で初めて、抱えていた苛烈な人生を話せた。今、表現者として、生きづらい人たちの支えになりたいと思う。そのことがまた、高知を救ってもいる。
ゼロからの開発で障害のギャップを縮める 日本科学未来館館長・浅川智恵子
ゼロからの開発で障害のギャップを縮める 日本科学未来館館長・浅川智恵子 日本科学未来館2代目館長の浅川智恵子は視覚障害がある。障害者の社会へのアクセシビリティのため研究開発をしてきた。中学2年のとき完全に失明。盲学校で勉強したが、社会でどう生きていくかを考えたとき、選択肢は少なかった。情報処理の勉強をし、ホームページ・リーダーの開発で世界を驚かす。今は社会と科学のハブになり、協創のギアを上げる。
芸人の面白さを引き出す「令和のラジオスター」 お笑い芸人・向井慧(パンサー)
芸人の面白さを引き出す「令和のラジオスター」 お笑い芸人・向井慧(パンサー) お笑い芸人、向井慧。お笑いトリオ「パンサー」のツッコミとしてテレビで活躍しているが、向井慧の代名詞とも言えるのが、ラジオのパーソナリティーだ。四つのラジオ番組でレギュラーを持ち、「令和のラジオスター」ともささやかれる。芸人からの評価も高い。それは、常にどうしたら芸人として生き残れるか、葛藤してきた賜物でもある。天才ではないからこそ、もがいてきた。
書き手も編集者も見逃したミスを拾い、著者の思いを尊重する 校正者・牟田都子
書き手も編集者も見逃したミスを拾い、著者の思いを尊重する 校正者・牟田都子 校正者、牟田都子。出版物を世に出す前に、なくてはならない存在が校正者だ。誤字脱字はもちろん、事実関係も調べあげ、間違いを指摘する。牟田都子の校正は、そこにとどまらない。著者の思いや個性を尊重し、ときには「暗がり」を残すように鉛筆を入れる。まだまだ、とも思う。天職ではない、とも言う。でも、出版業界で校正が削られがちな今、校正の存在意義を示していきたい。
手配書や怪文書をまかれたことも……それでも20年間カルト問題に立ち向かえたのはなぜか ジャーナリスト・鈴木エイト
手配書や怪文書をまかれたことも……それでも20年間カルト問題に立ち向かえたのはなぜか ジャーナリスト・鈴木エイト 旧統一教会の2世問題や政治家との癒着を20年間追い続けてきたジャーナリスト、鈴木エイト。元首相銃撃事件以降、取材が殺到した。カルト宗教の問題は、報じれば執拗な抗議を受けることが多く、多くのメディアが取材を避けるなか、鈴木はそこに切り込むことを諦めなかった。妨害に負けず、怯まず、ときに面白おかしく。積み上げた膨大なデータと貴重な資料を手に、カルト宗教と政治家の黒い関係を明らかにしてきた。
人権が守られる現場のために インティマシー・コーディネーター・西山ももこ
人権が守られる現場のために インティマシー・コーディネーター・西山ももこ インティマシー・コーディネーター、西山ももこ。2022年の流行語大賞にもノミネートされたインティマシー・コーディネーター。性的なシーンの撮影で俳優の権利を守る仕事だ。まだ日本には2人しかいない。そのうちの一人が西山ももこだ。声をあげることが難しい俳優のために、監督との間に入り調整する。映像業界で性被害の訴えが相次ぐが、古い価値観が浸透する業界でもある。そんな業界を女性たちと一緒に変えていきたい。

この人と一緒に考える

「誰にもないキャリア」を作る NTT・チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト・松原実穂子
「誰にもないキャリア」を作る NTT・チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト・松原実穂子 NTTのチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト、松原実穂子。サイバーセキュリティについて分析、情報収集、発信し、世界を駆け回る。国際会議に登壇し、内外のメディアに登場。ウクライナ戦争や安保三文書の改定で時流に乗り、今や講演は年100回。華やかな活躍は、ストイックに努力を続けてきた結果だ。勉強を積み重ね、人の縁を大切にする。自分に投資し、チャンスは必ずものにする。安住しない向上心が今の地位へ導いた。
声の出しにくい当事者の代わりに前に出る ジャーナリスト・ドキュメンタリー監督・斉加尚代
声の出しにくい当事者の代わりに前に出る ジャーナリスト・ドキュメンタリー監督・斉加尚代 ジャーナリスト・ドキュメンタリー監督・斉加尚代。理不尽な誹謗やバッシングがおこるたび、斉加尚代は丁寧な調査報道でその答えをきっちりと示してきた。数々の賞を受賞した映画「教育と愛国」では、教育現場や真理を追究すべき学問が政治に侵食されていく危機を描く。これは「いま」の話である。メディアの役割として「分断された世界をつなぎ直す」ために、斉加は作品を通じて警鐘を鳴らす。
ウェルビーイングで働ける社会に YeeY共同創業者・代表取締役・島田由香
ウェルビーイングで働ける社会に YeeY共同創業者・代表取締役・島田由香 YeeY共同創業者・代表取締役、島田由香。ユニリーバ・ジャパンの人事トップとして、働く場所や時間を社員が選択できる「WAA」を牽引したリーダー。社員を信頼しないと成り立たない「WAA」の仕組みに反対意見もあったが、各人の選択と裁量を尊重し、成功に導いた。「人事は宇宙一面白い仕事」と公言していた“天職”を手放し、今、もっと人と社会を元気にしたいと日本中を飛び回る。
山登りを通して人の輪をつくる冒険案内人 国際山岳ガイド・近藤謙司
山登りを通して人の輪をつくる冒険案内人 国際山岳ガイド・近藤謙司 国際山岳ガイド・近藤謙司。国内はもちろん、エベレストなど世界七大陸最高峰やヒマラヤ、ヨーロッパアルプスに「普通の」登山者を案内する「冒険案内人」。国際山岳ガイド・近藤謙司は、ただ、山に登らせるだけでなく、メンバーの輪をつくり、旅全体を楽しませる山のエンターテイナーでもある。心底わくわくし、ときめく体験を独り占めしたくない。その思いを受け取った冒険者たちは、今日も近藤と一緒に山頂を目指す。
国籍・LGBTQ…くくりを超えて自分の言葉で伝える タレント・コラムニスト・小原ブラス
国籍・LGBTQ…くくりを超えて自分の言葉で伝える タレント・コラムニスト・小原ブラス タレント・コラムニスト、小原ブラス。この1年、ロシア出身のタレントとして何をしても批判され、それを上回る応援の言葉も受けてきた。日本で育ったロシア人は、何を発言したらいいのか。苦悩し、熟考し、たどりついた思いがある。ロシア、関西人、性的少数者。そんなくくりは超越し、自分だけの視点と言葉で発信を続ける。
車いすだからって諦めない、固定観念をぶち破りたい 車いすYouTuber・渋谷真子
車いすだからって諦めない、固定観念をぶち破りたい 車いすYouTuber・渋谷真子 車いすYouTuber、渋谷真子。家業を継ぐため、茅葺職人の修業中に屋根から落下。脊髄損傷により、車いすでの生活を余儀なくされた。でも、渋谷真子は常に冷静だった。事故直後も、体の動かない姿を自撮り。すぐに前向きにどう生きていくかを考えた。今はYouTuberとして、排泄から性についてと、包み隠さずさらけ出す。障害者に対する固定観念をぶち破りたい。

特集special feature

    「自分の身体を通じて世界を知りたい」 写真家・石川直樹
    「自分の身体を通じて世界を知りたい」 写真家・石川直樹 写真家、石川直樹と旅は切っても切り離せないものである。中2で高知県へ一人旅、高2でインド・ネパールへ渡った。旅をすれば知りたいことが増え、読書をし、刺激を受けてまた旅に出る。世界を自らの身体で咀嚼してきた。昨年はテント泊だけで100泊を数えた。今年はアンナプルナの登頂を目指す。石川が見てきた世界を見て、私たちもまた目覚める。
    「拝観料は取りたくない」正覚寺住職・ジャーナリストが目指す「人々の幸せな暮らし」とは 鵜飼秀徳
    「拝観料は取りたくない」正覚寺住職・ジャーナリストが目指す「人々の幸せな暮らし」とは 鵜飼秀徳 正覚寺住職・ジャーナリスト、鵜飼秀徳。京都にある正覚寺の住職であり、『寺院消滅』や『仏教の大東亜戦争』などの著書を持つジャーナリストでもある。そのどちらもが、鵜飼秀徳にとっては「人々の間から争いを無くし、幸せにみんなが暮らす」ことでつながっている。信仰心は薄れ、「葬式仏教」とも言われる。宗教とは何か、信仰とは何かを改めて問われる時代に、鵜飼は何を見つめるのか。
    商業主義に消費されない、人間の新淵に迫る舞台を 演出家・上田久美子
    商業主義に消費されない、人間の新淵に迫る舞台を 演出家・上田久美子 演出家、上田久美子。宝塚歌劇団の人気演出家だった上田久美子は、その成功にすがることなく退団。フリー1作目に選んだのはオペラだった。大衆演劇一座に泊まり込みで取材し、さらには文楽の手法で作り上げる。これまでに見たことのないオペラである。芸術が商業主義の波にのみ込まれ、コンテンツとして消費されることに疑問がある。そこにどう抗うかが、新たな挑戦でもある。
    2022年は映画5本、ドラマ4本に出演の岸井ゆきの 名だたる監督が起用する表現力のすごさ
    2022年は映画5本、ドラマ4本に出演の岸井ゆきの 名だたる監督が起用する表現力のすごさ 俳優、岸井ゆきの。あの日の山手線で、運命の扉が開いた。17歳でこの世界に飛び込み、何年も“大勢のうちのひとり”を演じてきた。オーディションに落ち続けても、演じることを手放さなかった。そして2022年だけで映画5本、ドラマ4本に出演。かわいくて、ちょっと不機嫌そうで、どこにでもいそうで、ときに痛々しいほどにリアル。そんな佇まいがいま、時代に求められている。
    利益を社会に還元できるような温かい金融を作りたい eumo代表取締役・新井和宏
    利益を社会に還元できるような温かい金融を作りたい eumo代表取締役・新井和宏 eumo代表取締役、新井和宏。北海道のニセコ町で使える地域通貨「NISEKO eumo」。新井和宏はこれ以外にもいくつもの地域通貨の立ち上げにかかわってきた。使える期間を設け、貯められない。失効したeumoは地域課題や子どものために使われる。共感を表現する地域通貨だという。かつては資産運用会社で働き、年収も高かった。そこに疑問を持った。富める人のためでない、新しい金融を作ろうとしている。
    生産者や職人までも報われる料理界を作るために 「エテ」オーナーシェフ・庄司夏子
    生産者や職人までも報われる料理界を作るために 「エテ」オーナーシェフ・庄司夏子 「エテ」オーナーシェフ、庄司夏子。今年、「アジアのベストレストラン50」での最優秀女性シェフ賞をはじめ、国際的な賞を次々と受賞した庄司夏子。料理の世界でこういった賞に、日本人の女性シェフがノミネートされることすらほとんどない。その扉を庄司は、こじ開けてきた。店と料理がすべて。自分の名前を世界で高めることで、生産者や職人までも報われる料理界を作りたい。
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