「現代の肖像」に関する記事一覧

国籍がどこでもひとつのチーム 日本を勝たせるために蹴る ラグビー選手・李承信
国籍がどこでもひとつのチーム 日本を勝たせるために蹴る ラグビー選手・李承信
朝鮮学校出身で初のラグビー日本代表となった李承信。ラグビーの代表チームは国籍を重視しない所属協会主義が特徴だ。さまざまなルーツを持つ選手たちが、自分のルーツを大切にしながら、ひとつのチームとして戦う。多様性を体現するスポーツにおいて「実力で誰よりも上手く蹴れるように」と語る承信は試合ごとに進化する姿を見せている。
現代の肖像李 承信
AERA 7/12
頭ごなしに否定することなく、言動の背後にある気持ちをくみとって 第一生命グループ女子陸上競技部で選手を育ててきた山下佐知子
矢部万紀子 矢部万紀子
頭ごなしに否定することなく、言動の背後にある気持ちをくみとって 第一生命グループ女子陸上競技部で選手を育ててきた山下佐知子
あの有森裕子が、山下佐知子を語って泣いた。驚いた。「よく泣くからねー」と、山下は笑った。このおおらかさ。選手でなくても、もっていかれる。開幕間近なパリ五輪に、選手を連れていく。輩出したオリンピアンは4人目だ。
現代の肖像山下佐知子
AERA 7/5
「ボールの縫い目にもこだわってパスをする」 日本屈指の司令塔、女子バスケ町田瑠唯のパス力
吉井妙子 吉井妙子
「ボールの縫い目にもこだわってパスをする」 日本屈指の司令塔、女子バスケ町田瑠唯のパス力
女子バスケットボール選手、町田瑠唯。今年4月、女子バスケの富士通レッドウェーブが、シーズン優勝を決めた。16年ぶりの優勝に、会場が沸いた。優勝の立役者の一人である町田瑠唯は、東京五輪でも活躍、WNBAのワシントン・ミスティックスでもプレーをした。それでも「シュートを決めてくれるみんなのおかげ」と常に謙虚。人を活かすプレーが、やがて大きな花を咲かせる。
現代の肖像
AERA 6/28
大学で教壇に立つ元日テレ報道キャスター・小西美穂「学ぶ楽しさを伝え、人生の背中を押してあげたい」
大学で教壇に立つ元日テレ報道キャスター・小西美穂「学ぶ楽しさを伝え、人生の背中を押してあげたい」
関西学院大学総合政策学部特別客員教授、小西美穂。日が当たらないことでもテレビなら応援できると思った小西美穂は、大阪の読売テレビに就職。事件や司法を担当した。人一番努力しないと認めてもらえないと、休む間も惜しんで取材。数々のスクープを報じ、話題のドキュメンタリーを作った。異例の出向で日本テレビへ。キャスターとして活躍した後は、50歳で大学院で学び、現在は大学でも教鞭を執る。
現代の肖像
AERA 6/21
自由な発想でレゴ ブロックの「無限の可能性」を表現 レゴ認定プロビルダー・三井淳平
川口穣 川口穣
自由な発想でレゴ ブロックの「無限の可能性」を表現 レゴ認定プロビルダー・三井淳平
レゴ認定プロビルダー、三井淳平。多くの人が子ども時代に遊んだことがあるレゴ ブロック。日本でただ一人の「レゴ認定プロビルダー」、三井淳平は橋や建物などの大型作品から繊細な絵画やジオラマまで、その表現で人を驚かせ、楽しませる作品を次々に生み出す。子どもの頃から工作やレゴ ブロックを楽しみ続けてきた。そのワクワク感や情熱を抱いたまま、自由で無限な世界を体現している
現代の肖像三井淳平
AERA 6/14
「不適切にもほどがある!」で大ブレイクの河合優実 ダンス好きの高校生が俳優を志した瞬間
中村千晶 中村千晶
「不適切にもほどがある!」で大ブレイクの河合優実 ダンス好きの高校生が俳優を志した瞬間
俳優、河合優実。今、一番注目を集める俳優と言っても過言ではない。2019年に俳優としてデビューすると、数々の新人賞を受賞。ドラマ「不適切にもほどがある!」の純子役で、河合優実の名前は一挙に全国区となったが、本人はいたって落ち着いている。6月7日には映画「あんのこと」が公開。主人公・杏の痛みが、河合の身体を通して私たちにも切実に届く。
現代の肖像河合優実
AERA 6/7
愉快なものは役には立たないが、価値はある デイリーポータルZ・林雄司の世界の面白がり方
愉快なものは役には立たないが、価値はある デイリーポータルZ・林雄司の世界の面白がり方
デイリーポータルZ代表取締役、林雄司。コスパやタイパを追求し、収益を最大化していく。今の社会は、合理性こそ正義と言わんばかりだ。そんな時代に、林雄司は「愉快なくだらなさ」で膝カックンを食らわせる。役に立つものだけが価値があるわけではない。林が立ち上げたWEBメディア「デイリーポータルZ」が歩んできた22年の道程が、それを証明している。
現代の肖像
AERA 5/31
「52間の縁側」で建築大賞など3賞同時受賞の山崎健太郎 そこで過ごす人がその人らしくいられる居場所を
「52間の縁側」で建築大賞など3賞同時受賞の山崎健太郎 そこで過ごす人がその人らしくいられる居場所を
建築家、山崎健太郎。「52間の縁側」は、多世代が交流できるようにと、長い縁側をつくったデイサービス施設。この建物が複数の建築賞を受賞した。設計を担ったのが山崎健太郎。そこに集まる人たちがどうしたらその人らしくいられるかを考え抜き、建築と向き合う。何度も現場に足を運び、人の声に耳を傾ける。高齢者も障害者も、わけへだてなく暮らせる社会になればいいと願う。
現代の肖像
AERA 5/24
武田真一アナ 「いまだに空しくて悲しくて」東日本大震災の津波実況に罪悪感を抱え悩み続けた
武田真一アナ 「いまだに空しくて悲しくて」東日本大震災の津波実況に罪悪感を抱え悩み続けた
アナウンサー、武田真一。2011年3月11日、街をのみ込んでいく津波を実況しながら、無力感に襲われていた。自分の言葉は必要な人に届かない──。あの日、リアルタイムで切迫感を伝えきれなかった罪悪感や悲しみから、報道マニュアルの改訂にも尽力した。NHKを退局して1年余り経ったいま、日々勉強し、現場に飛んで声を聞く。喜怒哀楽を豊かに向き合い、自分の声で伝えていく。
現代の肖像武田真一
AERA 5/17
「沖縄に縁もゆかりもない自分が歌っていいのか」宮沢和史が悩みながら歌ってきた「島唄」に込めた思い
「沖縄に縁もゆかりもない自分が歌っていいのか」宮沢和史が悩みながら歌ってきた「島唄」に込めた思い
シンガー・ソングライター、宮沢和史。今春、音楽生活35周年を迎え、4月24日にはアルバム「~35~」を発売。「島唄」や「風になりたい」は名曲となった。音楽を作るために、沖縄民謡をはじめ、ラテン音楽などを自身にしみこませるように、世界中を旅して学んできた。沖縄出身でないのに、「島唄」を歌っていいのか。その葛藤を抱えてきた。けれども、平和な沖縄への祈りを込め歌い続ける。
現代の肖像
AERA 5/10
映画「新聞記者」や「余命10年」を撮った新世代の監督・藤井道人の原点とは
中村千晶 中村千晶
映画「新聞記者」や「余命10年」を撮った新世代の監督・藤井道人の原点とは
映画監督、藤井道人。5月3日に公開される映画「青春18×2 君へと続く道」は、日本と台湾で撮影。藤井道人にとって初の国際プロジェクトとなった。「新聞記者」や「余命10年」とヒット作を撮るだけでない。俳優からも「一緒に作品を作りたい」と切望される。仲間と自主映画を作るのが楽しかった。その延長線に今もある。映画を作るのはかっこいいと、その姿勢と作品とで伝える。
現代の肖像
AERA 4/27
抱っこをせがみ、家族になる「LOVOT」 林要が愛を育むロボットを開発した理由
抱っこをせがみ、家族になる「LOVOT」 林要が愛を育むロボットを開発した理由
GROOVE X 創業者・CEO、林要。ロボットやAIは未来を切り拓くテクノロジーだが、「人の仕事を奪う」といったディストピア論も根強くある。だが、人を幸せにする前向きな使い道もあると、林要は、人間の愛情を育める生き物のようなロボットを提案する。トヨタやソフトバンクを経て、スタートアップを立ち上げた林が、ロボットと目指す「温かい未来」とは。
現代の肖像
AERA 4/19
この話題を考える
大谷翔平 その先へ

大谷翔平 その先へ

米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。

大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。

米大統領選2024
本にひたる

本にひたる

暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。

自分を創る本
全国60拠点、年商18億円の久遠チョコレート 代表・夏目浩次の従業員の6割が障害者の職場の作り方
中村千晶 中村千晶
全国60拠点、年商18億円の久遠チョコレート 代表・夏目浩次の従業員の6割が障害者の職場の作り方
夏目浩次が率いる「久遠チョコレート」は、「アムール・デュ・ショコラ」でも選ばれるほど、人気のチョコレートだ。従業員のうち、6割が障害者。チョコレートは失敗しても温めたら作り直せるため、それぞれが合った仕事で人気を支える。障害者が働いても、月額1万円しかもらえないと知った憤りが、夏目の原点。使える人と、使えない人とを区別せず、支え合える社会にしたい。
現代の肖像
AERA 4/12
社会課題の解決に挑む若者を応援する 20代の社会起業家・taliki中村多伽の挑戦とは
社会課題の解決に挑む若者を応援する 20代の社会起業家・taliki中村多伽の挑戦とは
taliki代表取締役CEO、中村多伽。2017年に京都で誕生したタリキは、社会のためになにが必要かを考えてきた。“夢物語”を実現するために、正しく構造を分析する。人々があきらめたりバカにしたりする新しいことに価値を見いだし、「どうすればおもしろくできるか」を追求する──。創業者でZ世代の中村多伽は、社会課題の解決に対する世間の無理解への怒りを、正のエネルギーに換えてきた。
現代の肖像
AERA 4/5
「東急歌舞伎町タワー」も手掛けた建築家・永山祐子が素材と表現にこだわり抜くための交渉術とは
「東急歌舞伎町タワー」も手掛けた建築家・永山祐子が素材と表現にこだわり抜くための交渉術とは
建築家、永山祐子。東京・新宿に立つ「東急歌舞伎町タワー」が昨年、話題となった。永山祐子は今、大阪・関西万博のパビリオンも手がける。素材やデザインにこだわると、予算がかかる。そこを「こうすればできる」と粘り強く交渉していき、理想に近づける。出産をしたことで、仕事の仕方も変わった。心強い味方を得て、どうしたら建築が人と場所を幸せにできるかを追求する。
現代の肖像
AERA 3/29
号泣必至の卒園ソング「さよならぼくたちのほいくえん」 新沢としひこの歌が大人にも響く理由
古田真梨子 古田真梨子
号泣必至の卒園ソング「さよならぼくたちのほいくえん」 新沢としひこの歌が大人にも響く理由
新沢としひこの名前を知る人は、たぶんそう多くない。けれども歌を聞けば、ピンとくる人はたくさんいるだろう。たとえば「さよならぼくたちのほいくえん」。多くの幼稚園、保育園の卒園式で歌われ、その歌詞に、姿に、親は涙する。新沢が作る子どもの歌は、大人をも夢中にさせてきた。いつの時代も変わらない子どもたちのために、思いを込めて歌う。AERA 2024年3月18日号「現代の肖像」より。新沢が歌うオリジナル動画も一緒にお送りする。
現代の肖像
AERA 3/15
純烈リーダー・酒井一圭「あの時の俺は天才だった」 グループ結成のきっかけとなった大けが
大道絵里子 大道絵里子
純烈リーダー・酒井一圭「あの時の俺は天才だった」 グループ結成のきっかけとなった大けが
純烈リーダー、酒井一圭。「あばれはっちゃく」で主演デビュー後、ガオレンジャーになり、プロレスラーになり、クラッシャーカズヨシになり、そしていま、スーパー銭湯アイドル「純烈」のリーダーとして年間300近いステージに立つ。運に流されるだけでなく、常に自分を客観的にプロデュースし、熱意で周囲を巻き込みながら裏方としても仕掛け続けている。
現代の肖像
AERA 3/8
同じ名前が250人“タナカヒロカズ運動” 田中宏和が同姓同名のつながりを意識した“運命”の日とは
同じ名前が250人“タナカヒロカズ運動” 田中宏和が同姓同名のつながりを意識した“運命”の日とは
一般社団法人「田中宏和の会」代表理事、田中宏和。名前が同じ人たちとのつながりを楽しみつくす「タナカヒロカズ運動」を続けて二十余年。今や250人の会となった。一度はギネス世界記録も打ち立てた。すぐにセルビアでの記録に抜かされたものの、同国のチームと「国際同姓同名連盟」も立ち上げた。「運動=自分」と公言する熱量で、些細なことでも人は楽しくつながれることを、真面目に遊びながら実証し続けている。
現代の肖像
AERA 3/1
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