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「今週の名言奇言」に関する記事一覧

女子と貧困
女子と貧困 出会い系バーに行った件を読売新聞に報じられた前文部科学事務次官の前川喜平さんは「女性の貧困について扱った番組を見て、話を聞いてみたいと思った」と説明した。これをウソと決めつけた人たちは貧困問題にも関心が薄いのだろうと私は勝手に思っている。  雨宮処凛『女子と貧困』は20代から60代まで8人の女性に取材した本。女性が抱える貧困の現実を突きつけられる思いがする。

この人と一緒に考える

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 〈過労自殺と聞くと「死ぬくらいなら辞めればいいのに」と、思う人は多いでしょうが〉〈その程度の判断力すら失ってしまうのがブラックの恐ろしいところなのです〉。『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(わけ)』はイラストレーターの汐街コナと精神科医のゆうきゆうの共著。会社員時代に自身も自殺しかけたという汐街がSNSで流したエッセイマンガが評判となり、ゆうきのアドバイスを加えて本になった。

特集special feature

    みみずくは黄昏に飛びたつ
    みみずくは黄昏に飛びたつ メディアのインタビューにはめったに応じない村上春樹。そんな先輩作家を質問攻めにするインタビュアーは川上未映子。『みみずくは黄昏に飛びたつ』は、このやや意外な組み合わせによるロングインタビュー集だ。作家同士の対談はとかく内輪話に終始しがちだが、川上はどこまでも読者代表として正面突破を試みる。
    たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える
    たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える やたらと長いタイトル。「号泣する準備ができるまでは、決して読まないでください」という帯の惹句。よくいうわと思いながら読んでみた。瀧森古都『たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える』は放送作家を経て現在は〈主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆〉しているという著者の3冊目の作品だ。
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