戦後から現在に至るまでも、さまざまな歴史的事件の風波を受けてきた香港の姿を、過去と現在を交差させながら描く香港・日本合作ドキュメンタリー映画「Blue Island憂鬱之島」(16日公開)。大国に翻弄されつつも、自らのアイデンティティーの獲得を渇仰し、探り続けざるを得ない香港人の内面の鬱屈が伝わってくる。チャン・ジーウン監督は「世界に共通する人間の苦悩、人間性の本質が描けたのではないか」と語る。
撮影の過程で「政治的志向」が真逆の2人を一緒の牢屋に 香港の「鬱屈」を描き出す35歳映画監督の信念
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7/16