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「現代の肖像」に関する記事一覧

団地に介護施設 自ら住み“どんなに困ってもなんとかなるまち”に ぐるんとびー代表/NPOぐるんとびー理事長・菅原健介
団地に介護施設 自ら住み“どんなに困ってもなんとかなるまち”に ぐるんとびー代表/NPOぐるんとびー理事長・菅原健介 ぐるんとびー代表/NPOぐるんとびー理事長、菅原健介。2015年、菅原健介は団地に介護施設を開設した。自ら同じ団地に住みながら、365日、地域の住人としても利用者を見守っている。見据えるのは、十数年後に「高齢化の大津波」を迎える日本。どうしたら、私たちは幸せに生をまっとうできるのか。熱い気持ちで動き続ける菅原は、時に理解を得られず、ネットでの「炎上」も経験。でも、対話を重ね、未来を考えたい。
作家・小野美由紀が『わっしょい!妊婦』を書くまでの傷だらけの人生とは
作家・小野美由紀が『わっしょい!妊婦』を書くまでの傷だらけの人生とは 作家・SFプロトタイパー・小野美由紀。この日本で、女が自分らしく生きていくのは至難の業だ。男のようにトップも目指せない。だからといって媚びるのも嫌だ。小野美由紀には、小さなころからどこにも居場所がなかった。世界が自分と折り合わない。気がつくと傷だらけだった。だが、出産し、見方が少し変わった。自分は自分のままで生きていっていいと思える、そんな物語が待っていた。
「面白いか」「応援したいか」が仕事の原動力 経営学者・入山章栄
「面白いか」「応援したいか」が仕事の原動力 経営学者・入山章栄 経営学者・早稲田大学大学院、早稲田大学ビジネススクール教授・入山章栄。気鋭の経営学者として、ビジネスパーソンを始め多くの人が、入山章栄の思考を、アドバイスを聞きたいと列をなす。人の話をよく聞き、対話を大事にする。面白いと感じた人同士をつなげることも好きで、多動的に行動してきた。この「多動的」な行動が、経営学には難しいと言われる理論構築の基盤になった。知の探索と深化のために、東奔西走の日々だ。
稽古が始まっても台本はない 劇作家・上田誠「みんなで作ると一人では思いつかないことが出てくる」
稽古が始まっても台本はない 劇作家・上田誠「みんなで作ると一人では思いつかないことが出てくる」 劇作家・演出家/ヨーロッパ企画、上田誠。劇団「ヨーロッパ企画」は、今年25周年を迎える。大学在学中に上田誠と仲間2人で旗揚げしたが、初期のメンバーはほぼ変わらない。小さなころからさびしがりの上田は、友達といつも一緒にいたかった。面白いものを作れば、友達が集まると気づく。上田の書く脚本は、劇団員の個性が生かされる群像劇。理系で論理的な思考で生み出されるコメディー劇の求心力は、高まる一方だ。
「らんまん」の脚本家・長田育恵 「登場人物の目に乗り移りながら書いていく」
「らんまん」の脚本家・長田育恵 「登場人物の目に乗り移りながら書いていく」 劇作家・脚本家、長田育恵。朝ドラ「らんまん」の執筆中、長田が特に考え抜いたのは登場人物の言葉だったという。「作家として書きたいだけなのか、本当にその人物に必要な言葉なのか」。そこには、劇作家・井上ひさしから研修生最後の日に受けた助言があった。スポットを当てる人物たちは決して派手ではないが、その等身大の生きざまには、いつも希望がある。
笑いの力で若者と政治をつなぐ 笑下村塾代表・たかまつなな
笑いの力で若者と政治をつなぐ 笑下村塾代表・たかまつなな 笑下村塾代表、たかまつなな。大学生のときに芸人としてデビュー、NHKの職員になった後に、時事YouTubeになり、今は「笑下村塾」の代表も。肩書はたくさんあるが、一貫してたかまつななは「若者と政治をつなげたい」「日本を良くしたい」という思いで動いてきた。その一つが、「主権者教育」の出前授業。あなたには社会を変える力があるのだと、笑いと共に子どもたちへ熱い思いを届ける。

この人と一緒に考える

ラグビーで磨いたキャプテンシーで社会課題に取り組む HiRAKU代表取締役・廣瀬俊朗
ラグビーで磨いたキャプテンシーで社会課題に取り組む HiRAKU代表取締役・廣瀬俊朗 ラグビーW杯フランス大会が開幕した。ラグビーの隆盛を支えてきた一人が、HiRAKU代表取締役で元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗だ。2016年に引退。その後、MBAを取得し、自らの会社「HiRAKU」を立ち上げ、精力的に活動をしてきた。お金ではない。社会のため、誰かのために何かできないかを、常に考えている。廣瀬のキャプテンシーは今でも健在だ。
「ジジイども、見たか」発 落語愛への一本道 落語家・桂二葉
「ジジイども、見たか」発 落語愛への一本道 落語家・桂二葉 落語家、桂二葉は女性の帯の締め方で、高座に上がる。女性なら当たり前のようだが、落語界では少数派だ。2021年、「NHK新人落語大賞」で大賞を受賞、一挙にブレイクしたのは、50年超の歴史で初めての女性だったから。その上、記者会見で口にしたのが、「ジジイども、見たか」だったから。そんな二葉の熱き落語愛、どうぞお見知り置きのほどを。
子どもの頃からの選挙番組好き・雑誌好きが高じて時事芸人へ お笑いタレント・コラムニスト・プチ鹿島
子どもの頃からの選挙番組好き・雑誌好きが高じて時事芸人へ お笑いタレント・コラムニスト・プチ鹿島 お笑いタレントでコラムニストでもある時事芸人、プチ鹿島。毎朝、新聞15紙に目を通す。どこがどう報じているか、新聞の読み比べは、面白いからもう何十年と続いている。父が買ってくる週刊誌を読むのが好きだった。プロレスも選挙報道も好き。芸人として、子どものころからの蓄積が武器になった。今は選挙が面白い。選挙の現場で「やじ馬」の目を持ちつつ、芸人として突っ込む。それが新しい視点をもたらしている。
設立まもないベンチャーが宇宙ビジネスで「JAXA」案件を獲得した理由とは Space BD代表取締役社長・永崎将利
設立まもないベンチャーが宇宙ビジネスで「JAXA」案件を獲得した理由とは Space BD代表取締役社長・永崎将利 Space BD代表取締役社長・永崎将利。前職は三井物産。安定はしていたが、何かを成し遂げたいと退職。何にチャレンジするか迷う中で、宇宙ビジネスと出合う。まったくの門外漢だったが、宇宙におけるあらゆるビジネスを取り扱う“宇宙商社”の事業にのめりこんでいった。持ち前のパワフルさで、これまで会社を引っ張ってきた。まだまだこれから。大きな夢を抱えて、宇宙へと飛び出していく。
怪獣好きがゴジラのテーマをきっかけにクラシック愛好家に 音楽評論家・慶應義塾大学法学部教授・片山杜秀
怪獣好きがゴジラのテーマをきっかけにクラシック愛好家に 音楽評論家・慶應義塾大学法学部教授・片山杜秀 評論家・慶應義塾大学法学部教授、片山杜秀。博覧強記とはこの人のことだ。音楽、政治、文学、映画、演劇、古典芸能、美術、サブカル、何でもござれのストーリーテラー。大学院時代、音楽雑誌で執筆業を始め、人気ライターに。やがて政治思想史の研究業績も注目され、母校に呼び戻された。持論は「偉人伝より失敗話のほうが世の役に立つ」。「持たざる国」日本は歴史から何を教訓としたらいいのだろう。教えを乞う。

特集special feature

    頭蓋骨から生前の顔を復元する復顔師 戸坂明日香
    頭蓋骨から生前の顔を復元する復顔師 戸坂明日香 戸坂明日香は、頭蓋骨に粘土で肉付けをして、生前の顔を復元する専門家である。どんな骨にも、その人物の生活の痕跡が残っているのだと言う。どんな人物かを想像することで、よりリアルに生前の姿に近づける。同級生の死をきっかけに、生死についてずっと考えてきた。脈々と続く命の連なりを、復顔を通して戸坂は感じている。
    物語はバブル前夜、8坪の焼鳥店から始まった 「丸亀製麺」の創業者・粟田貴也
    物語はバブル前夜、8坪の焼鳥店から始まった 「丸亀製麺」の創業者・粟田貴也 トリドールホールディングス代表取締役社長兼CEO、粟田貴也。丸亀製麺をはじめ、ハワイアンカフェや焼鳥店など、1770店舗もの飲食店を経営するトリドールホールディングス。今では海外にも店舗を拡大するが、原点は粟田貴也が兵庫・加古川で開いた1軒の焼鳥店。自ら焼鳥を焼き、客にふるまった。そこから38年、いつも大きな夢を語ってきた。顧客に感動してもらいたい。従業員を喜ばせたい。今も大きな夢は消えない。
    ryuchellさん「自分らしさを隠していた経験があるから悩みに寄り添える」 生前語っていた思い
    ryuchellさん「自分らしさを隠していた経験があるから悩みに寄り添える」 生前語っていた思い   タレントのryuchellさん(27)が7月12日、亡くなったことが判明しました。AERA 2022年9月5日号の現代の肖像では「自分らしさを隠していた経験があるからこそ、同じような悩みを持っている人に寄り添える」と語っていたryuchellさん。現代の肖像の全文を掲載します。(年齢などは当時)。
    美しい自然で育んだ感性で音を作る「共感覚」の持ち主 指揮者・沖澤のどか
    美しい自然で育んだ感性で音を作る「共感覚」の持ち主 指揮者・沖澤のどか 指揮者・沖澤のどか。2019年にブザンソン国際指揮者コンクールで第1位となり、沖澤のどかは今、世界的にも注目される指揮者の一人だ。今年4月からは京都市交響楽団の常任指揮者にも就任。忙しい日々だが、常に大事にしているのは自然と家族との時間だ。青森で生まれ、美しい自然の中で育った。体に自然の景色や音がしみ込んでいる。四季の美しさが、沖澤の作る音に溶け出す。
    ドラマ「エルピス」で話題の俳優・岡部たかしが50歳でブレークした理由
    ドラマ「エルピス」で話題の俳優・岡部たかしが50歳でブレークした理由 俳優、岡部たかし。ドラマ「エルピス」のセクハラ暴言プロデューサー・村井役で、岡部たかしの名前は一気に全国に広がった。岡部自身も売れることをあきらめていた矢先の大ブレーク。だが、その演技力は高く評価されていた。俳優仲間の岩谷健司は「あれは運命的なものだった」と言う。岡部が引っ張り上げられるまで、どんな道を歩んできたのだろうか。
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