第15回 NEIL YOUNG / HARVEST 『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』の回でも書いたが、『ハーヴェスト』は、ニール・ヤング信奉者の多くが彼の最高傑作、もしくは次点と認めているアルバムだ。発表は1972年2月。 6/17
第14回 NEIL YOUNG / LIVE AT MASSEY HALL 1971 ソロ第3弾『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』とCSNYの一員として録音した『デジャ・ヴ』の成功によって、ニール・ヤングのファン/支持層は一気に拡大した。周囲からの期待は飛躍的に高まっていく。だが、CSNYが新作の録音に向かう可能性はほとんどない。ニール自身にも、その気はなかった。誘われたとしても、断っていただろう。 6/10
第13回 CSNY / 4 WAY STREET 1971年春、2枚組作品として発表された『4ウェイ・ストリート』は、CSNY初のライヴ・レコーディング・アルバムだ。『デジャ・ヴ』発表後に行なわれた全米ツアーのドキュメンタリーとも呼べるものであり、クレジットによれば、70の年6月2日から7月5日にかけて、ニューヨークのフィルモア・イースト、シカゴ・オーディトリアム、ロサンゼルス・フォーラムで録音された音源が収められている。プロデューサーはCSNYの4人。リズム隊は、『デジャ・ヴ』に貢献したダラス・テイラーとグレッグ・リーヴスから、元タートルズのジョニー・バルバータとスティルスのソロ作にも参加していたカルヴィン・サミュエルズに替わっている。 6/3
第12回 NEIL YOUNG / DECADE ニール・ヤングがこれまでに発表した公式作品のすべてを、制作が開始された順に紹介していく。それがこの連載コラムの基本スタイルなのだが、今回は例外。1977年に発売された、ニール自身の選曲によるコンピレーション・アルバム、3枚組(アナログ盤当時。CDでは2枚組)の『ディケイド』を取り上げる。70年5月録音のシングル「オハイオ」(名義はCSNY)を最初に正式な形で収めたニールのアルバム、ということがその理由だ。 5/27
第11回 NEIL YOUNG & CRAZY HORSE / LIVE AT THE FILLMORE EAST 1970 少し時間的な流れを整理しておこう。クレイジー・ホースと名乗ることになる3人のミュージシャンとの運命的な出会いをへて、1969年5月に『エヴリバディ・ノウズ・ディス・イズ・ノーホエア』を発表したニールは、その直後、CSNと合流。ウッドストックへの出演などをはさんで、しばらくアルバム制作に専念することとなる。並行してソロ3作目の制作も行なわれていたわけだが、その間に彼は、クレイジー・ホースのギタリスト、ダニー・ホイットゥンの深刻なドラッグ依存という問題も抱えることとなったのだった。 5/20
第10回 NEIL YOUNG / AFTER THE GOLD RUSH ニール・ヤングの最高傑作は? 古くからの信奉者の答は、『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』と『ハーヴェスト』に、ほぼ二分されるはずだ。参考までに紹介しておくと、米ローリングストーン誌が2003年に編んだ名盤500にニール作品は5枚選ばれていて、『ゴールド・ラッシュ』が最高位の71位、『ハーヴェスト』が次点の78位。筆者の友人のあいだでも、前者がやや優勢。僅差ではあるが、つまり、ソラリゼーションのジャケットも印象的なあのアルバムこそが、ニールの最高傑作ということになるだろう。 5/13
第9回 CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG / DEJA VU スティーヴン・スティルスと、元バーズのデイヴィッド・クロスビー、元ホリーズのグレアム・ナッシュがグループを組むことを決めたのは、1968年の夏。LAのサロン的存在だったといわれるママ・キャスの家でのことだった。ジョニ・ミッチェルも深く絡んでいたと思われるが、それはともかく、即興で声をあわせたときに生じた魔法的なケミストリーがCSNを誕生させたのだった。 5/7
第8回 NEIL YOUNG / LIVE AT THE RIVERBOAT 1969 ザ・リヴァーボート。正確には、ザ・リヴァーボート・コーヒーハウス。トロントのグリニッジヴィレッジとも呼ばれたヨークヴィル地区にあったキャパ120人ほどのクラブだ。1964年にオープンしたこの店は、わずか数年で北米大陸フォーク・シーンのメッカのひとつなった。ゴードン・ライトフット、ジョニ・ミッチェル、ブルース・コバーンといったカナダ人アーティストだけでなく、ジェイムス・テイラーやアーロ・ガスリーもここで歌った。ステージにこそ立たなかったが、ディランやクラプトンも客として訪れたという。ニール・ヤングも一時期ここで腕を磨いていた(後年、「アンビュランス・ブルース」でリヴァーボートを歌っている)。ジョニ・ミッチェルと知りあったのも、そのころだったらしい。 4/22
第7回 NEIL YOUNG with CRAZY HORSE / EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE 2012年の著書『ウェイジング・ヘヴィ・ピース』は、邦題では『自伝』となっているが、正確ではない。現在過去未来の別なく、心に浮かんできた想いや出来事を書き連ねた、日記かブログのようなもの、といったほうがいいだろう。 4/15
第6回 NEIL YOUNG / SUGAR MOUNTAIN - LIVE AT CANTERBURY HOUSE 1968 初ソロ作『ニール・ヤング』の発表直前、つまり、23回目の誕生日の直前、ニール・ヤングはミシガン州アナーバーのカンタベリー・ハウスという小さなライヴ・ハウスで生ギター一本だけのソロ・コンサートを行なっている。正確には1968年の11月8日、9日、10日の3日間。 4/5
不登校34万人のリアル 【AERA 2025年3月3日号】11年連続で増加している不登校の児童生徒数はついに34万人を突破しました。その理由はさまざまですが、コロナ禍以降は特に、テレワークの普及で親が自宅にいる、オンライン学習が充実したなど、学校を休むことへのハードルが下がっている面もあるようです。個別の事情があり、対応に正解がない中で、子どもとその家族が孤立しないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。学び方も支援も多様化しており、受験でもどうしたら不利にならないのか、最前線を取材しました。 不登校のリアル
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NyAERA2025 【NyAERA2025】 みニャさま。ニュース週刊誌AERAとニュースメディアAERAdot.は年に1回だけ、猫化します。2025年猫の月猫の日に、ニュース誌の取材力を結集した珠玉のねこねこ記事をお届けします! 今年の「NyAERA」には大黒摩季さん、藤原樹さん、三山凌輝さん、吉川愛さん、ブルボンヌさん、KENくん、セルゥさんなど猫を愛する人々が全国から大集合! 写真や動画も満載のねこ記事で、ホッとひと息、つきませんか。 NyAERA2025