

中田馨
プロフィール
なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。
中田馨の記事一覧


テレビより触れ合いが大事 赤ちゃんが1日に遊べる時間は意外と少ない
赤ちゃんがテレビやDVDに集中していると、親の用事ははかどります。なので、料理や洗濯などの家事をしたいときにテレビやDVDはもってこいです。私も、息子が小さいころ、仕事から帰宅したら、乳幼児向け通信教材のDVDを見せ、その間に夕食づくりをしていました。スムーズに料理が作れるのでとってもラクだったのですが、何となく心に残るものは「罪悪感」と「不安」。こんなに小さい時から見せていて大丈夫かしら?と思いつつ、帰宅後の時間のない中、自分の用事を優先し、DVDを見せていたことを思い出します。今回は、赤ちゃんとテレビやDVDの付き合い方について話します。






ぐちゃぐちゃになるけど「自分で食べる」で赤ちゃんは何が成長する?
生後5、6カ月を過ぎると始まる「離乳食」。離乳食は、ただ栄養を取るために食べるものではありません。9カ月を過ぎる離乳食後期以降から始まる、手づかみ食べ、コップ飲み、スプーンを使うことは、赤ちゃんの身体や脳をはぐくんでくれます。とはいえ、赤ちゃんに食べることを任せると、テーブル周りがぐちゃぐちゃに汚れてしまうので、親にとっては少々厄介なこと。自分で食べさせることに躊躇してしまいがちですが、この時赤ちゃんは「どうすれば自分で食べることができるの?」ということを試行錯誤しながらチャレンジしています。この経験が身体や脳をはぐくむので、ぜひ自分で食べさせてみましょう。

