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國府田英之

國府田英之

プロフィール

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

國府田英之の記事一覧

「スシロー」の問題広告に消費者庁が喝! 企業の“釣り広告”には客離れの逆効果も? 
「スシロー」の問題広告に消費者庁が喝! 企業の“釣り広告”には客離れの逆効果も?  回転ずしチェーン最大手「スシロー」で、期間限定キャンペーンの商品が提供できない状態なのにテレビCMなどの宣伝を続けたのは景品表示法違反(おとり広告)に当たるとして、消費者庁が運営会社に再発防止を求める措置命令を出した。宣伝には「売切御免!」などと品切れを想起させる文句もあったが、そうした宣伝手法を含め、消費者庁が行政処分でくぎを刺した形だ。コンプライアンスに詳しい専門家は「企業の宣伝は派手になりがちだが、それに対する消費者の目がより厳しくなっている」と企業側の姿勢と消費者意識の乖離(かいり)を指摘する。
生産コスト上昇で「モヤシ」業者が悲鳴 ラーメン店で山盛りモヤシを残す客に「道具ではない」と嘆きも
生産コスト上昇で「モヤシ」業者が悲鳴 ラーメン店で山盛りモヤシを残す客に「道具ではない」と嘆きも モヤシの生産業者がかつてない苦境に立たされている。原料種子価格の高騰や、ロシアのウクライナ侵攻の影響などによる原油高で輸送費や工場での燃料費がかさみ、生産コストが上昇している。にもかかわらず、小売店への納入価格はなかなか上げてもらえない現状に、生産業者からは「薄利で耐えてきたが、もう限界」と悲鳴が上がる。客寄せの目玉として激安販売されるなど「食卓の優等生」「財布に優しい」のレッテルを押し付けられてきたモヤシ。安価な値札の向こうには、ギリギリの経営に苦悩し、廃業を選ぶ生産業者たちの現実がある。
子どもの野球離れの要因「用具が高い」は本当か サッカーやミニバスと“初期費用”を比較してみた
子どもの野球離れの要因「用具が高い」は本当か サッカーやミニバスと“初期費用”を比較してみた 子どもたちの「野球離れ」が危惧されている。その要因の一つによく挙げられるのが、「サッカーやバスケに比べ野球の用具は高い」という親の声だ。たしかに、バットやグローブ、ユニホーム、スパイクなど一式をそろえると、費用はかさむイメージはある。ただ、関係者に話を聞くと「何をいくらで買えばいいのか、実際の金額がよくわかっていないのに、高いというイメージだけで二の足を踏んでいる親が少なくない」という声も。実際のところ、最初に何を買う必要があり、いくらかかるのか。他のジュニアスポーツと比べるとどうなのかを比較してみた。
「タトゥーでも入場OK」に踏み切った入浴施設の現実 「入れ墨=反社」の印象が消えないワケは
「タトゥーでも入場OK」に踏み切った入浴施設の現実 「入れ墨=反社」の印象が消えないワケは 26日朝、読売新聞が配信した<「タトゥー客お断り」の銭湯、地元J3選手は例外>という記事がSNSなどで話題となった。タトゥーがある人の入場を禁止している岐阜県内の入浴施設が「FC岐阜の選手は例外」という張り紙をしたことで、一部の利用客から「FC岐阜の選手だけ特別扱いをするのか」との声が上がり、張り紙を撤去したという内容だった。ネットでは賛否両論が沸いたが、数は少ないものの、入れ墨やタトゥーがある人でも入浴できると公表している施設はある。入れ墨=反社会的勢力との印象が強い日本で、なぜ受け入れを決めたのか。そもそも、入れ墨=反社のイメージはいつごろから根付いたのか。施設や識者を取材した。
4630万円誤送金を使い切った24歳男の“罪の重さ” 弁護士が指摘する「実刑」の年数
4630万円誤送金を使い切った24歳男の“罪の重さ” 弁護士が指摘する「実刑」の年数 山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円(463世帯分)を誤って振り込んだ問題で、振り込みを受けた無職、田口翔容疑者(24)が18日、県警に電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された。異例の展開となった今回の逮捕劇だが、田口容疑者の刑罰はどの程度の重さになるのか、専門家に見解を聞いた。
「プロテイン」ブームも間違った飲み方で逆効果も 意外と知らない“適切な摂取法”
「プロテイン」ブームも間違った飲み方で逆効果も 意外と知らない“適切な摂取法” 筋トレブームと言われる昨今、“筋肉の素”となるプロテイン市場が熱い。ただ、効果的な飲み方や、そもそも飲む必要があるのかについて知識不足の人も多く、一歩間違えば肥満など逆効果となる恐れもある。どんな摂取方法が適切なのか。筋肉とタンパク質の関係に詳しい専門家に聞いた。
“プロ野球名物”にぎやかな鳴り物応援に「なくなればいい」の声も コロナで応援スタイルは変わるのか
“プロ野球名物”にぎやかな鳴り物応援に「なくなればいい」の声も コロナで応援スタイルは変わるのか コロナ禍のプロ野球。各球場ではトランペットや太鼓に合わせた大声での応援、いわゆる「鳴り物応援」は禁止され、応援歌をスピーカーで流すなど演出に工夫を凝らしている。にぎやかな応援ができないことをさみしがる私設応援団やファンがいる一方で、そもそも鳴り物応援を「騒音」として嫌悪する層もおり、「なくなればいい」との声もある。プロ野球の応援スタイルはどうなるのか。
SNSで「さらされた」店側の本音 店員のミス・接客への不満の投稿はどこまで許されるのか
SNSで「さらされた」店側の本音 店員のミス・接客への不満の投稿はどこまで許されるのか 飲食店の客が、店員のミスや接客への不満をSNSなどに投稿する事例が続いている。投稿内容が肯定的に受け取られることもあれば、書き方によっては「やり過ぎだ」との批判を受ける場合もある。SNSが発達し、個人が飲食店を自由に評価できる時代だが、こうした「さらし行為」ともとれる投稿について店側はどう思っているのか。店側の本音を聞くとともに、投稿に法的問題はないのかを弁護士に聞いた。
京大生の歯磨きチューブ盗撮は氷山の一角 極小サイズや怪しいカメラは野放しでいいのか
京大生の歯磨きチューブ盗撮は氷山の一角 極小サイズや怪しいカメラは野放しでいいのか 自宅に遊びに来た女子大生らを盗撮したとして、京都大学3年の男(22)が逮捕された。男は歯磨き粉のチューブや植木鉢に隠しカメラを仕込み、トイレや洗面所に設置していた。さらに動画をSNSに投稿していたという。盗聴・盗撮の調査を行う専門家は「どこにでも仕込める極小サイズのカメラを誰でも購入でき、隠しカメラを作れる時代。この事件も氷山の一角にすぎない」と警鐘を鳴らす。
「普通の主婦」がなぜ特殊詐欺の“受け子”になってしまうのか 専門家が語る「自分をだます」心の動きとは
「普通の主婦」がなぜ特殊詐欺の“受け子”になってしまうのか 専門家が語る「自分をだます」心の動きとは 特殊詐欺の「受け子」役として高齢者から現金を詐取したとして、42歳の女が逮捕された。報道によると、女はいわゆる「普通の主婦」でSNSの闇バイト求人に引っ掛かったようだ。動機は「生活費の足しにしたかった」という素朴なもの。犯罪とは縁遠いはずの主婦が、なぜ手を染めてしまったのか。詐欺事件に詳しい犯罪心理の専門家によると、そこには、自分自身さえもだまし「これは犯罪ではない」と肯定する複雑な心理が働いているという。

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