死刑執行後に再審請求が提起された「飯塚事件」 人が人を裁く難しさに立ち向かうドキュメンタリー「正義の行方」 1992年2月20日。福岡県飯塚市で小1の女の子二人が殺害された「飯塚事件」。犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は2008年に死刑執行された。しかし冤罪を訴える再審請求が提起され、事件は続いている。警察官、弁護士、新聞記者の立場から事件に迫る圧巻のドキュメンタリー「正義の行方」。木寺一孝監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 4/28
映画「新聞記者」や「余命10年」を撮った新世代の監督・藤井道人の原点とは 映画監督、藤井道人。5月3日に公開される映画「青春18×2 君へと続く道」は、日本と台湾で撮影。藤井道人にとって初の国際プロジェクトとなった。「新聞記者」や「余命10年」とヒット作を撮るだけでない。俳優からも「一緒に作品を作りたい」と切望される。仲間と自主映画を作るのが楽しかった。その延長線に今もある。映画を作るのはかっこいいと、その姿勢と作品とで伝える。 現代の肖像 4/27
濱口竜介監督が語る映画の現在地 「『日本映画から何か出てこないか』という期待は常にあるはず」 「ドライブ・マイ・カー」から3年。新作「悪は存在しない」(26日公開)で世界三大映画祭制覇の偉業を成し遂げた濱口竜介監督が日本映画のこれからを語った。AERA 2024年4月22日号より。 映画 4/21
故郷で出会ったのは「30年前に事故でこの世を去った両親」 山田太一の小説を新解釈で映画化した「異人たち」 ロンドンのタワマンに暮らす脚本家アダム(アンドリュー・スコット)は作品執筆のため、幼いころ住んでいた郊外の町を訪れる。そこで出会ったのはなんと30年前に事故でこの世を去った父と母だった──。脚本家・山田太一の小説『異人たちとの夏』を新たな解釈で映画化した「異人たち」。脚本も手がけたアンドリュー・ヘイ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 4/21
濱口竜介監督「『一体どう感じたらいい?』」で終わる映画を突き詰めた」 新作「悪は存在しない」へのこだわり 「ドライブ・マイ・カー」から3年。第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介監督の新作「悪は存在しない」が26日から公開される。濱口監督が作品に込めた思いとは。AERA 2024年4月22日号より。 映画 4/20
チキンを巡って大騒動! 各国映画祭で話題の笑い泣き最高級フレンチ・コメディーアニメ フランス郊外の団地。8歳のリンダは母ポレットと二人暮らし。ある日、亡き父が母に贈った指輪をめぐる勘違いから、母はリンダに「なんでもする」と謝る。リンダが頼んだのは、父の思い出の料理パプリカ・チキン。だがチキンが手に入らず──? 世界各国の映画祭で話題のアニメーション「リンダはチキンがたべたい!」。実写制作者のキアラ・マルタさんとアニメーション制作者のセバスチャン・ローデンバックさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 4/14
全国60拠点、年商18億円の久遠チョコレート 代表・夏目浩次の従業員の6割が障害者の職場の作り方 夏目浩次が率いる「久遠チョコレート」は、「アムール・デュ・ショコラ」でも選ばれるほど、人気のチョコレートだ。従業員のうち、6割が障害者。チョコレートは失敗しても温めたら作り直せるため、それぞれが合った仕事で人気を支える。障害者が働いても、月額1万円しかもらえないと知った憤りが、夏目の原点。使える人と、使えない人とを区別せず、支え合える社会にしたい。 現代の肖像 4/12
実在したレスラー一家の“極端に歪められた理想の男性像”から起きた悲劇を描く「アイアンクロー」 「アイアンクロー=鉄の爪」の必殺技を持つプロレスラーのフリッツ・フォン・エリック(ホルト・マッキャラニー)は、息子のケビン(ザック・エフロン)、デビッド(ハリス・ディキンソン)ら4人全員をレスラーに育てようとするが──。史上最強ながら「呪われた一家」とされた実在する家族の物語「アイアンクロー」。脚本も務めたショーン・ダーキン監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 4/7
数々の映画祭&賞レースを席巻! 初恋相手との24年間を描く米韓合作ラブストーリー ソウル出身のノラ(グレタ・リー)は12歳でカナダへ移住した。12年後、彼女はFacebookで初恋の相手ヘソン(ユ・テオ)と繋がる。彼はノラを想い続けていた。それから12年。ニューヨークで夫アーサー(ジョン・マガロ)と暮らすノラはヘソンと対面する──。米アカデミー賞作品賞にもノミネートされた「パスト ライブス/再会」。俳優のユ・テオさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 3/31
「コロナ禍で娯楽を作る人たちが保守的に」 俳優・若葉竜也と荒木伸二監督が日本映画界に問いたい「正解」 最愛の恋人を殺めた男を殺すも、また同じ日を繰り返してしまう。悪夢のようなループに挑んだ“日本映画界の異端児”たちが問いかけるものとは。AERA 2024年3月25日号より。 若葉竜也荒木伸二 3/24
〈先週に読まれた記事ピックアップ〉102歳現役美容部員「何より自分のご機嫌をとる」 長生きと健康のためにいちばん大切なことは「今を楽しく」 ポーラ美容部員100歳メイク堀野智子102歳、今より元気に美しく長生き健康美容朝日新聞出版の本 6/12