特定秘密保護法の危うさ 米国と違う日本の「知る権利」
週刊朝日12月10日の施行される特定秘密保護法は政府による「情報隠し」「言論弾圧」といった危惧が残るなか、映画監督の森達也氏(58)は「知る権利」が守られなくなると問題点をこう指摘する。* * * 安倍首相は閣議決定前から、「諸外国では当たり前にある法律。国家の機密を守るために必要だ」と言い続けてきた...
12月10日の施行される特定秘密保護法は政府による「情報隠し」「言論弾圧」といった危惧が残るなか、映画監督の森達也氏(58)は「知る権利」が守られなくなると問題点をこう指摘する。* * * 安倍首相は閣議決定前から、「諸外国では当たり前にある法律。国家の機密を守るために必要だ」と言い続けてきた...
12月10日の施行日が迫る特定秘密保護法──。政府による“情報隠し”“言論弾圧”という疑義が残る同法に対し、児童書出版の関係者らは「子どもたちの幸せにつながるとは思えない」とフォーラムなどを開き、今も反対を訴え続けている。ベストセラー作家・あさのあつこ氏もその危機感を露わにする。* * * 法...
成立前にその賛否が議論を呼んだ「秘密保護法」。来月10日には施行されるが、漫画家の内田春菊は政治の意図的な曖昧性に苦言を呈する。* * * この法律、何なんですかねえ。新聞記事や資料を読んだりしても、ぼやーっとして、実態がよくわからないんですよ。「なんだか複雑でよくわかんない」。それが狙いなの...
特定秘密保護法が12月10日、施行される。政府にとって都合の悪い情報が「特定秘密」に指定され、隠されてしまうのではないか。国民の知る権利は守られるのか。多くの疑念を残したままの船出に、各界から危機感を訴える声があがっている。経済ジャーナリストの荻原博子氏もそのひとりだ。* * * 私は特定秘密...
作家の室井佑月氏は、日本の若者はもっと意見をいうべきだとこういう。* * * ものすごく期待していたけれど、憲法9条はノーベル平和賞を受賞できなかった。今年の受賞は、女子教育の権利を訴えるパキスタンのマララ・ユスフザイさん、そしてインドの児童労働問題に取り組んでいるカイラシュ・サティヤルティ...
集団的自衛権の行使容認をめぐる安倍政権のいいぐさは、インチキくさいくせに複雑で、ほんと、精神が疲弊する。昨年の特定秘密保護法をめぐる議論もそうだった。だからって術中にハマりたくはない! あの条文に難儀した人(あるいは読むのを断念した人)には「明日の自由を守る若手弁護士の会」による『これでわかった!...
衆・参のねじれ解消で迎えた通常国会。過去最大約96兆円の本予算はスピード成立し、提出法案の成立率も9割を超えるなど、安倍自民党の強さばかりが目に付いたが、その評価は。放送大教授(政治学)の御厨貴氏と東大教授(社会経済学)松原隆一郎氏が対談した。* * *御厨:安倍政権はこの10年の政権の中では...
作家の室井佑月氏は、原発再稼働問題、特定秘密保護法に関して、持論を展開する。* * * あれから3年経った。復興は遅々として進んでいないように思われる。なのに、被災地以外に住んでいる人々の記憶からは、徐々にあの日の出来事が忘れ去られていく。とても切ない。 そんなことあってはならない、そういう強...
早稲田大学国際教養学部の池田清彦教授は、昨年成立した特定秘密保護法を憂えて、「独裁国家を目指すなら、日本の未来は悲惨だ」と言い切った。* * * 安倍政権が何を目論んでいるのか、私には今一つ理解できない。TPPに加わってグローバリゼーションを推進することと、特定秘密保護法や憲法改悪で、国粋主義...
作家の室井佑月氏が今、話したいのは年末に起きたこと。世間の休み気分を利用したようで「いやらしい」と感じてしまうという。* * * あけましておめでとうございます。あれ? それって先週の新年発売号でいったっけ? けれど、その号は去年の年末に書いたもの。 今日は1月5日。あたしは仕事始めだし、もう...