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【厳選】書籍ダイジェスト

【厳選】書籍ダイジェスト

AERA DIGITAL編集部が厳選した一般書、ビジネス書、新書、文芸書などの「ダイジェスト版」「関連記事」をご提供します。
最新研究から知る「真田丸」の真実 築いたのは真田信繁ではなく「真田の抜け穴」も存在せず?
最新研究から知る「真田丸」の真実 築いたのは真田信繁ではなく「真田の抜け穴」も存在せず? NHK大河ドラマのタイトルにもなった「真田丸」。大坂冬の陣において、徳川方を迎え撃つために築いた出城だが、実は近年になっても多くの見解が示されており、通説が定まっていない。真田丸自体について、これまでの研究を整理した。朝日新書『天下人の攻城戦 15の城攻めに見る信長・秀吉・家康の智略』(第十四章 著:草刈貴裕)から一部抜粋、再編集して紹介する。
桶狭間の戦い、織田信長の「迂回奇襲」という虚構 今川義元に対する「堂々たる正面攻撃」
桶狭間の戦い、織田信長の「迂回奇襲」という虚構 今川義元に対する「堂々たる正面攻撃」 戦国時代の合戦の中でも特に著名なのは、桶狭間の戦いだろう。織田信長が少数の軍勢で今川義元の大軍に挑み、敵の大名当主を戦場で討ち取った。桶狭間合戦の劇的な勝利は、信長の天才性・先進性を示すものとして現代まで語り継がれている。だが、歴史学者の呉座勇一氏によると、大胆で意表を突いた迂回奇襲作戦ではなかったという説が浮上しているという。『動乱の日本戦国史 桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集して解説する。
「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機
「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機 安部元首相の暗殺事件から1年経たずして、社会学者・宮台真司氏の襲撃事件や、岸田首相襲撃事件が起こった。同様に社会から孤立した人が起こした秋葉原歩行者天国での事件のように無差別な殺傷から打って変わって、ターゲットが個人に特定化される事件が多発している。そこには、政治的テロリズムとは言い難い、覚悟のなさや未熟さがあった。政治学者・白井聡氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)では、二人がこの事件について対談形式で分析している。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
戦術家の上杉謙信と戦略家の武田信玄、川中島の教訓 戦略の失敗は戦術で挽回できない
戦術家の上杉謙信と戦略家の武田信玄、川中島の教訓 戦略の失敗は戦術で挽回できない 北信濃の覇権をめぐり、武田信玄と上杉謙信が対決した川中島の戦い。五回にわたり行われたとされ、最大の激戦は第四次川中島合戦だった。あまりにも有名な合戦であるにもかかわらず、謎の多いことでも知られている。五度にわたる合戦でも明確な勝敗はつかなかったとされるが、歴史学者の呉座勇一氏はこの戦いをどう見るのか。『動乱の日本戦国史 桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集して解説する。
「はい」にひとこと“ちょい足し”するだけで相手に安心感を与えるシンプルワード
「はい」にひとこと“ちょい足し”するだけで相手に安心感を与えるシンプルワード コミュニケーションに悩みがある人にぜひ試してもらいたいのが、「ちょい足しことば」です。TBSアナウンサーとして活躍後、アナウンサーや有名企業などの重役から新入社員まで、さまざまなビジネスの現場でコミュニケーション法を伝授してきた今井登茂子さんの著書『さりげなく品と気づかいが伝わる ちょい足しことば帳』から、返事をする際に相手に安心感を与えられるような“ちょい足しことば”を一部抜粋・改編して紹介します。
徳川軍を翻弄、“生粋の戦国武将”が交渉で仕掛けた罠とは「騙されて得意げな顔で数日を無駄に」
徳川軍を翻弄、“生粋の戦国武将”が交渉で仕掛けた罠とは「騙されて得意げな顔で数日を無駄に」 慶長五年(一六〇〇)六月、豊臣政権で独裁的地位を築きつつあった徳川家康は、会津(福島県会津若松市)の上杉景勝に謀叛の疑いありとして、出兵の号令をかけた。会津討伐は中止になるも、上杉氏の押さえとして、後の二代将軍・徳川秀忠は宇都宮城に留まることに。下野国から会津へ攻め入る白河口の総大将・秀忠を翻弄したのが、信濃国の国衆であった真田昌幸だ。その手腕を朝日新書『天下人の攻城戦 15の城攻めに見る信長・秀吉・家康の智略』(第十三章 著:水野伍貴)から一部抜粋、再編集して紹介する。
「科学による人類滅亡」はSFではない 人工ウイルスがもたらす悲劇を専門家が指摘
「科学による人類滅亡」はSFではない 人工ウイルスがもたらす悲劇を専門家が指摘 ゲノム編集技術が、著しいペースで進化を遂げている。狙った遺伝子を改変させることが可能なこの技術は、医療分野や農水産業などでの活用が期待されている。だが一方で、リスクもある。北海道大学客員教授の小川和也氏は、著書『人類滅亡2つのシナリオ AIと遺伝子操作が悪用された未来』(朝日新書)の中で、将来的に、ゲノム編集技術を悪用したバイオテロや人工ウイルス散布が起きるリスクについて警鐘を鳴らしている。本書から一部抜粋して紹介する。
武田信玄と上杉謙信の一騎打ちは創作だった 歴史学者が史料から読み取る合戦の実像
武田信玄と上杉謙信の一騎打ちは創作だった 歴史学者が史料から読み取る合戦の実像 武田信玄と上杉謙信が北信濃の領有をめぐり起こった川中島の戦い。天文二十二年(一五五三)から永禄七年(一五六四)にかけて五回にわたり行われたとされ、最大の激戦は第四次川中島合戦だった。通説では、武田信玄と上杉謙信が一騎打ちしたとされるが、歴史学者の呉座勇一氏は「後世の創作」だと指摘する。『動乱の日本戦国史 桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集して解説する。
「科学による人類滅亡」はSFではない 遺伝子改変によるデザイナーベビーの量産リスク
「科学による人類滅亡」はSFではない 遺伝子改変によるデザイナーベビーの量産リスク ゲノム編集技術が、著しいペースで進化を遂げている。狙った遺伝子を改変させることが可能なこの技術は、医療分野や農水産業などでの活用が期待されている。だが一方で、リスクもある。北海道大学客員教授の小川和也氏は、著書『人類滅亡2つのシナリオ AIと遺伝子操作が悪用された未来』(朝日新書)の中で、将来的に、ゲノム編集技術によって親が望む容姿や能力を備えた「デザイナーベビー」が量産されるリスクについて警鐘を鳴らしている。本書から一部抜粋して紹介する。
相互扶助ネットワークも「学ぶ力」 内田樹・白井聡両氏が語る、学生たちの今と「本当の学力」
相互扶助ネットワークも「学ぶ力」 内田樹・白井聡両氏が語る、学生たちの今と「本当の学力」 哲学者の内田樹氏は「学校教育の成否は、数十年後の日本社会にまっとうな大人の頭数が十分に揃っていて、国運が衰えていないという事実によってしか検証できないが、そういうタイプの教育観は、今の日本にはない」と語る。同氏と政治学者・白井聡氏との新著『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、“本当の学力”について紹介する。

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