「新しい戦前」に関する記事一覧

革新自治体からのプレッシャーで国政が良くなる 地方の独創的な政策に託された日本の未来
革新自治体からのプレッシャーで国政が良くなる 地方の独創的な政策に託された日本の未来

2023年の統一地方選では、統一教会の問題がありながら、自民党は負けもしなかったが、勝ちもしなかった。問題はだらだらと先送りされ、国民も関心がなくなり、うやむやに…。このパターンでいくつもの政治危機を乗り切ってきた。一方、地方議会だとイデオロギー的な対立が前面に出ることはあまりない。白井聡氏と内田樹氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)の中では、今後の国政を変えていく足掛かりについて、対談形式で述べられている。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。

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「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機
内田樹 内田樹
「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機
安部元首相の暗殺事件から1年経たずして、社会学者・宮台真司氏の襲撃事件や、岸田首相襲撃事件が起こった。同様に社会から孤立した人が起こした秋葉原歩行者天国での事件のように無差別な殺傷から打って変わって、ターゲットが個人に特定化される事件が多発している。そこには、政治的テロリズムとは言い難い、覚悟のなさや未熟さがあった。政治学者・白井聡氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)では、二人がこの事件について対談形式で分析している。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/22
相互扶助ネットワークも「学ぶ力」 内田樹・白井聡両氏が語る、学生たちの今と「本当の学力」
内田樹 内田樹
相互扶助ネットワークも「学ぶ力」 内田樹・白井聡両氏が語る、学生たちの今と「本当の学力」
哲学者の内田樹氏は「学校教育の成否は、数十年後の日本社会にまっとうな大人の頭数が十分に揃っていて、国運が衰えていないという事実によってしか検証できないが、そういうタイプの教育観は、今の日本にはない」と語る。同氏と政治学者・白井聡氏との新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、“本当の学力”について紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/20
バブル以降うるさくなった“成果主義” 学校教育で査定や評価にリソースを費やしすぎる日本
内田樹 内田樹
バブル以降うるさくなった“成果主義” 学校教育で査定や評価にリソースを費やしすぎる日本
1990年代のバブル崩壊からしきりに「能力主義・成果主義」が叫ばれ、「もらい過ぎ」をむしり取ることに人々が熱中するようになった日本。これが影響し、今の日本では他者の視線を過剰に気にする子どもたちが増えているのではないだろうか。政治学者の白井聡氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)の中では、バブル以降の査定主義について語られている。同著から一部を抜粋、再編集し、対談形式で紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/15
WBCや萌え系アニメに見る日本の抑圧された反米感情 ねじれた“親愛の情”と“尊皇攘夷”
内田樹 内田樹
WBCや萌え系アニメに見る日本の抑圧された反米感情 ねじれた“親愛の情”と“尊皇攘夷”
「戦後の日本人が一生懸命に金儲けに邁進したのは、アメリカに対する復讐だった」と評論家・江藤淳が言った。1989年のバブル絶頂期には、三菱地所がロックフェラーセンターを買い、ソニーがコロンビア映画を買収。経済成長によって一時的にアメリカへの復讐は遂げたが、1990年代以降は“負けっ放し”の日本。政治学者・白井聡氏と哲学者・内田樹氏との新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)の中では、現代の日本人が抑圧された反米感情をどのように持て余しているかが対談形式で述べられている。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/13
いつからか「勝った方が正しいとなった」 内田樹・白井聡両氏が語る“良い民主主義”と日米の関係性
内田樹 内田樹
いつからか「勝った方が正しいとなった」 内田樹・白井聡両氏が語る“良い民主主義”と日米の関係性
橋下徹氏は2015年大阪都構想1回目の住民投票で負けた時の記者会見で「どうして負けたと思うか」と聞かれ「都構想が間違っていたからでしょう」と答えた。これ以降、「勝った方が正しく、敗けた方が間違っていたという“底の浅い”政治理解がこの10年間急速に進行している」と、哲学者の内田樹氏は言う。同氏と政治学者・白井聡氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、民主主義についての議論とそれに基づく日本とアメリカの関係性を紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/11
「世界の主権を握るのはどの国か」白井聡・内田樹両氏が徹底議論 台湾有事に日本がなすべきこととは
内田樹 内田樹
「世界の主権を握るのはどの国か」白井聡・内田樹両氏が徹底議論 台湾有事に日本がなすべきこととは
台湾有事が拡大し日本国内の米軍基地が攻撃された場合、アメリカはどのような動きをするのか。日本のために中国との全面戦争に踏み切るのか、中国をなだめ時間稼ぎをするのか、はたまた日本を切り捨てるのか……。「台湾有事の取り扱い方を間違えると、アメリカは19世紀から営々として築いてきた西太平洋の勢力圏を失うリスクがある」と哲学者の内田樹氏は語る。同氏と政治学者・白井聡氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)では、各国の主導権争いと台湾有事におけるアメリカの対応を議論した。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/8
農水省「3食イモを食え」 食料問題に手を付けず軍備ばかり拡大されていく日本の不自然さ
内田樹 内田樹
農水省「3食イモを食え」 食料問題に手を付けず軍備ばかり拡大されていく日本の不自然さ
日本の食料自給率は38%と言われているが、種や肥料の海外依存度から厳密に見ていくと、10%に届かないと東京大学大学院農学生命科学研究科教授の鈴木宣弘氏は自身の著書で示している。経済的に見ても中国と戦争ができるわけないと考えられるが、「起こるはずのない戦争が起きたというのが歴史の現実」と政治学者の白井聡氏は警鐘を鳴らす。同氏と哲学者の内田樹氏との新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、戦争に備えているふりをする日本について対談形式で紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/6
アメリカ軍事関係者「中国と戦ったら負ける」 同盟国を引率しきれないアメリカの指導力のなさ
内田樹 内田樹
アメリカ軍事関係者「中国と戦ったら負ける」 同盟国を引率しきれないアメリカの指導力のなさ
イラク戦争(2003~2011年)やベトナム戦争(1954~1975年)、米西戦争(1898年)。これらの戦争について、「シナリオを作るのに長けたアメリカは、『何が起きても対応できる』力はあるが同盟国を引率する指導力はない。国際社会に希望を持たせるようなビジョンを提示できないからである」と哲学者の内田樹は結論付ける。同氏と政治学者・白井聡氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、今のアメリカの軍事力について対談形式で紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/4
有事のシグナルは“米軍基地撤収” アメリカが描く日本切り捨ての代理戦争シナリオ
内田樹 内田樹
有事のシグナルは“米軍基地撤収” アメリカが描く日本切り捨ての代理戦争シナリオ
2023年、台湾有事の声が高まりアメリカと中国の覇権闘争が激化。「2022年12月に岸田政権が閣議決定した新しい安保関連3文書はアメリカとの綿密な擦り合わせのもとに出てきたことは確実」と政治学者の白井聡氏は言う。核攻撃のリスクも浮上し、日本では限りなく戦時中に近い緊張感が漂っている。同氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)では、台湾有事における今後のアメリカの対応が議論されている。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
朝日新聞出版の本新しい戦前
dot. 9/1
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ニッポンの未来

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弁当の無料配布に行列ができる一方で、1部屋25億円というタワマンが人気を博する―――。 バブル崩壊から30年。国民の貧富の格差は広がり、国際競争力は過去最低となった。 この30年で私たちが失ったものは何か、脱出するには何が必要なのか。

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AERA創刊2000号 時代を歩く

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