「予定通り先発として二軍でしっかり育てるのか。救援として早い段階で一軍に帯同させるのか。もちろん可能であれば1日でも早く一軍で見たい気持ちはある。しかしプロ入り後の根尾は、球団方針で振り回されてきた。地に足をつけた方針をとって欲しい」(中日OB)

 このように今季は藤原、横川を筆頭に“最強世代”がようやく結果を残しそうな雰囲気が漂う。高校球界では「絶対王者」として君臨し、中村剛也(西武)、中田翔巨人)、浅村栄斗(楽天)、森友哉(オリックス)など各チームで主力となる選手を立て続けに輩出してきたが、それ以降の世代が苦戦しているだけに、何とかして結果を残したいところだ。

 先月開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、森が出場を辞退するなど、侍ジャパンに大阪桐蔭勢はゼロ。次回のWBCは2026年に行われるが、彼らのいずれかが代表チームに選出されるようなパフォーマンスを期待したい。