「育成契約になった選手でも活躍が期待される投手が多い。2021年に11勝を挙げた左の高橋優貴(25歳)、2020年ドラフト1位の平内龍太(24歳)はともに肘のクリーニング手術を受けたが春先には投げられそう。大阪桐蔭高の甲子園春夏連覇に貢献した左腕の横川凱もいる。3人は今シーズン中の支配下登録もありうる」(巨人担当記者)

 昨シーズン、巨人のチーム防御率はリーグワースト3.69。「Bクラスとなった原因」とされていたが、将来的にチームの軸になれる投手をテストする期間にもなった。今季はどれだけ彼らが“本格ブレイク”を果たせるかがチームの成績を大きく左右しそうだ。これまでチーム強化の軸となっていたFA補強が難しくなってきた中、生え抜きの投手たちが王国を形成できるのか。今季の巨人の若手ピッチャーたちに注目したい。