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小論文試験で大切な「具体的に書く」とはどういうことか?

「受かる小論文」の書き方を指導する、今道琢也さん

「受かる小論文」の書き方を指導する、今道琢也さん

「小論文を書く上で大切な『具体的に書く』ができない人が多いです」と話すのは、ウェブ小論文塾代表で1500人以上を指導してきた元NHKアナウンサーの超人気講師、今道琢也さん。著者の今道さんが生徒役のもとゆき君に文章の書き方を教えるというコンセプトの書籍『文章が苦手でも「受かる小論文」の書き方を教えてください。』から一部を抜粋・再構成して、「具体的に書く」とはどういうことなのか解説します。

*  *  *
■相手の頭に状況がはっきり浮かぶように

今道:小論文は、読む人がすぐに理解できて、納得できるように書くことが大事です。それを最大の目的にして文章を考えます。そのために大切なことは「具体的である」です。このことが出来ている人は少ないです。それに、一度指摘しても簡単には直らないです。

もとゆき:結構ハードルが高いんだ。

今道:その上、具体的に書けているかどうかは、答案の印象をかなり左右するんです。まず、例をあげてみましょう。教員採用試験で出そうな問題です。

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【問題】
インターネットが普及する中、子どもたちが様々なトラブルに巻き込まれるリスクも高まっています。この問題に中学校の教員としてどう対処していくか述べなさい。
【解答例】
 中学生の多くがスマートフォンを持つ時代となり、インターネットを学習や生活に活用することは当たり前のことになっている。一方で、犯罪に巻き込まれたりSNSでのいじめに繋がったりと、様々なトラブルも報告されている。教員として、生徒がインターネットを適切に使えるように取り組むことは重要である。そこで私は次のようなことを実践したい。
 まず、生徒にインターネットについて深く考えさせたい。インターネットの利用は便利な面だけではないことを教え、自分の身は自分で守らなければいけないことを指導していく。その上で、インターネットとのより良い付き合い方について考えさせる。また、保護者に対しても、家庭でも子どもたちのインターネット利用について気を配ってもらい、親子で適切なインターネット利用について考えてもらうようにお願いする。学校と家庭との連携によって、子どもたちが安全にインターネットを利用できるようにしたい。
 次に取り組むこととして……
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