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大坂なおみが異例の取材拒否 イチロー引退会見では“質問の質”を問われたメディア

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全仏オープンでの取材対応を一切しないと発表した大坂なおみ(写真/gettyimages)

全仏オープンでの取材対応を一切しないと発表した大坂なおみ(写真/gettyimages)

 コート内外で多くの話題を提供するテニスの大坂なおみ。

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 先日は試合中に自身のラケットを破損させたことが取り上げられたが、今度はメディア・マスコミへの対応をめぐる言動が波紋を呼んでいる。

「5月30日から開幕する全仏オープンで、取材対応に応じない」との声明を自身のSNSで発表。「アスリートのメンタルヘルスを無視している」とまで踏み込んだ意見を述べたことが大きな問題となっている。

 テニス選手は、競技や大会の知名度アップなどの目的もあり、取材対応をする機会は多い。コート上でのインタビューも恒例で、試合直後に選手たちの声が聞けるとあって、ファンには好評。記者会見なども含め「応じない場合は罰金が課せられる」と大会規則に記載されている場合も多く、公式行事とも言える。

「アスリートが試合に負けた後、記者会見場で泣き崩れる姿を何度も見てきた。あなたも目にしたことがあるでしょう?なぜそんなことをするのか理由が分からない」(大坂ツイッター)

 勝つことだけを信じてすべてを捧げてきたアスリートにとって、敗戦は簡単に受け入れられるものではない。また試合直後は感情が昂っている。記者会見での質問内容などによって、メンタルが崩壊してしまう場合も多いのは事実だが……。

「試合後のインタビューまでが、大会(=興行)のパッケージ要素。ファン、関係者もそれが当然だと思っている。スポンサーへの配慮もあり、大会前の参加ルールにも記載されるようになった。選手はそこも含めた契約書にサインして試合に出場しているから、罰金は当然でもある」(大手広告代理店関係者)

 大坂が今回指摘しているのは選手に対する敬意が欠けている部分。関係者の無神経さなどに対しての警鐘だった。中でもマスコミ関係者への思いは強かったのだろう。視聴者、読者が喜ぶ「数字主義」に偏りすぎて、ナンセンスな質問を繰り返す取材者は一向に減らない。

 選手とマスコミの“関係性”についての話は今に始まったことではない。他競技でも野球のイチロー(元マリナーズほか)や、サッカーの中田英寿(元ローマほか)らが、限られたインタビュアーの取材しか受けなかったのは有名。勉強不足で知識を持たない記者から繰り返される同じ質問に辟易した結果だった。


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