7位:ディック・マードック『テキサス・ファイト』

ダスティ・ローデスとのタッグ『テキサス・アウトローズ』は世界的に有名。68年に日本プロレスで初来日して以来、多くの団体のリングに上がり、シングル、タッグ両方で存在感を見せた。酒好きなナイスガイとして有名で、エプロンサイドでパンツを引っ張られお尻が露出するのもムーブだった。マーチングバンドによる軽快な曲は、テキサス大学ロングホーンズの応援歌として、現在もアメフト会場等で聞くことができる。

6位:カンナム・エクスプレス『ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』(ガンズ・アンド・ローゼズ)

ダグ・ファーナス、ダニー・クロファットによる名コンビ。全日本・アジアタッグ王座を5度戴冠。タッグのスペシャリストとして、96年からは米国ECW、 WWF(現WWE)でも活躍した。曲はガンズの代表作であり、米国4大スポーツでは必ずと言えるほど使用される定番。イントロ部分のギターから上がって行く曲調は気持ちを昂らせる。多くの映画で使用され、ミュージシャンがカバーしていることからも永遠の名曲ということが分かる。

5位:テリー・ファンク、ドリー・ファンク・ジュニア『スピニング・トー・ホールド』(クリエイション)

『ザ・ファンクス』テリー&ドリーの代名詞。特にテリーは女性に大人気を誇り、入場時には親衛隊のチアガールがポンポンを振って応援するのがお決まりだった。クリエイションは、「元来インスト曲にはプロレス技名を付けており、たまたま使ってくれていた」と語っている。入場曲として制作したわけではないが、ファンクスが気に入り使用したらしい。この曲の中、ファンクスがリング上からコインを投げるのがお決まりだった。

4位:スタン・ハンセン『サンライズ』

引退後もバラエティ番組などで使用される名曲。ブルロープ、テンガロンハット、革のベスト、シャップス(=オーバーパンツ)という姿で入場。馬の鳴き声が聞こえる前奏から一転、嵐のような激しい曲調へ変わり、それとともにブルロープを振り回しながらリングに向かう姿は迫力十分だった。必殺技『ウエスタン・ラリアット』、ロングホーンを突き上げての「ウィー」とともに、ハンセンの代名詞である。『スペクトラム』による歌詞付きバージョンも存在する。

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