「原監督は松原、香月、廣岡を当然評価している。ただ、けがで戦線離脱してしまいましたがテームズ、スモーク、丸も1軍で使い続けなければ調子が上がってこない。好調でも使われない若手が出てくるかもしれないが、リーグ優勝という目標に徹してドライになれるのが原監督の凄いところです。長いペナントレースを見据えると、阪神がこのまま突っ走るとも思えない。逆転するイメージは描いていると思います」。

 巨人は阪神戦で心理的優位に立てるのも大きな強みだ。対戦カードで昨年は16勝8敗と勝ち越すなど、12年から9年連続勝ち越し。菅野と坂本が復帰すれば一気にエンジンもかかるだろう。不安要素はコマ不足の救援陣。原監督はどう立て直すか。(梅宮昌宗)