巨人の「FA補強」は今後も続く? 生え抜き主体の編成には“致命的な弱点”も (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人の「FA補強」は今後も続く? 生え抜き主体の編成には“致命的な弱点”も

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昨オフはDeNAからFAとなった井納(左)と梶谷(右)を補強した巨人 (c)朝日新聞社

昨オフはDeNAからFAとなった井納(左)と梶谷(右)を補強した巨人 (c)朝日新聞社

「24:41」

 巨人における「移籍選手」と「生え抜き選手」の比率だ(支配下選手のみ、5月3日現在)。いまだ移籍選手頼りのチーム編成の根底にあるのは、勝利への執着心だ。

 NPB支配下登録選手の上限70人のうち、巨人は65人を使っている。約3分の1を超える24人が他球団からの移籍、もしくは外国人選手だ。対照的にソフトバンクは「9:59」で、支配下登録68人中11人が育成ドラフト出身なのも特筆すべき点だ(巨人は育成ドラフトから5人)。

「巨人は自前選手を大事にすることを宣言している。今年のキャンプも身長2メートルの新人、秋広優人がレギュラー奪取の可能性を見せ話題を提供した。育成から支配下登録した選手も出てきているが、まだ他球団からの補強に依存している。ソフトバンクのようになるには時間がかかります」(巨人担当記者)

 巨人といえば他球団からFAとなった選手を補強するイメージがある。打者では落合博満(前中日、93年オフ)を筆頭に、広沢克己(前ヤクルト、94年オフ)、清原和博(前西武、96年オフ)、江藤智(前広島、99年オフ)、小笠原道大(前日本ハム、06年オフ)、村田修一(前横浜、11年オフ)などビッグネーム揃い。投手でも川口和久(前広島、94年オフ)、工藤公康(前ダイエー、99年オフ)、杉内俊哉(前ソフトバンク、11年オフ)などエース級を獲得した。

「FA制度導入当時は、球団経営で自立する概念を持っている球団は少なかった。セ・リーグは巨人戦の集客や放映権頼み。パ・リーグは何かなければ注目されない状況。巨人戦はテレビ地上波でも放送されていた時期で、選手なら巨人に行きたいのが当然だった。選手も集めやすかった」(当時をよく知るスポーツライター)

「93年にFA制度が導入された。選手会はそれ以前からFA制度採用を訴えていたので、要求が通ったように見えた。しかし実際は巨人の思惑が通った形で、同時にドラフトでの逆指名制度も取り入れられた。知名度抜群の人気球団の巨人は、ドラフトで有望選手、FAで実績ある選手を集めやすくなった」(在京スポーツ新聞デスク)


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