中日復帰が濃厚の福留孝介、他球団が獲得に“動かなかった”ワケ (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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中日復帰が濃厚の福留孝介、他球団が獲得に“動かなかった”ワケ

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中日復帰が濃厚と報じられている福留孝介 (c)朝日新聞社

中日復帰が濃厚と報じられている福留孝介 (c)朝日新聞社

 中日以外にもいくつかの球団が獲得に関心を持っていたとされる。今シーズン、終盤まで粘り強い戦いを繰り広げリーグ2位となったロッテは、戦力としてはもちろんだが、首脳陣と若手のパイプ役も任せることのできる人材として興味を示していたようだ。またメジャー経験もあり、明るい性格で英語を話せることから、外国人選手のサポートもできるという声も聞かれた。開幕前、鳥谷敬を獲得したことからもわかるように、ベテラン選手の存在価値を高く評価していたという。

「井口監督と福留は、96年アトランタ五輪で日本代表が銀メダルを獲得した時からお互いを尊敬しあっている。メジャー挑戦の際には、シカゴ・ホワイトソックスでプレー経験のある井口監督に、周辺環境を含めて相談。カブスを選ぶきっかけの1つにもなった。相思相愛でロッテ入りもあるかと思われていたが、シーズン後半に発覚した、チーム内のコロナウイルス感染騒動が良くなかった。球団対応が後手になり、世間の逆風を浴びた。とてもじゃないが同様の問題で処分を受けた福留獲得ができなくなったようだ」(ロッテ担当記者)

 ロッテ同様、日本ハムも興味を持っていたとされる。2年連続でBクラスの5位とチーム状況は決して良くないが、若手とベテランがハマった時には抜群の強さを発揮する。リーグ優勝した12年は稲葉篤紀、16年は田中賢介とベテランがチームを支え続けた。『BOS』(ベースボール・オペレーション・システム)と呼ばれる独自の選手評価基準もあり、実力と年俸バランスからも格安な優良選手になると言われていた。

「選球眼が良い打者なので、日本ハム向きの選手。阪神時代の1億円超とされる年俸を半分以下に圧縮できるなら、可能性はあると見られていた。しかし(ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す)外野手・西川遥輝の退団が濃厚とされ、常時出場できる外野手が必要になった。また戦力的なことのみでなく、清宮幸太郎、吉田輝星など、期待の若手が出て来ない。札幌ドームに空席が目立つようになった中、23年開場の新球場へ向け人気回復も必要となる。現在の福留ではチームの起爆剤には弱いという判断だろう」(日本ハム担当記者)


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