阪神ボーアに「怖さはない…」 復調気配も、新助っ人に拭えぬ“不安感” (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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阪神ボーアに「怖さはない…」 復調気配も、新助っ人に拭えぬ“不安感”

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今季、阪神浮沈の大きな要因となりそうなボーア (c)朝日新聞社

今季、阪神浮沈の大きな要因となりそうなボーア (c)朝日新聞社

「バースの再来や」

 85年の日本一の立役者で三冠王2度、NPB記録となるシーズン打率.389のランディ・バース。阪神ファンの多くがメジャー通算92本塁打の左打者に、『神様・仏様・バース様』を重ね合わせる。

 だが、某球団スコアラーは、現状はそこまで怖さはないと断言する。

「米国投手は投球フォームの中に『間』がない。また平均球速も5キロほど速い。それに対応するタイミングが身についている。速い球に力負けしないで打ち返す、プルヒッターなのはそのため。日本人投手のフォームのクセに合わせて、打撃フォームにも『間』を作らないと合わない」

 実戦が始まってから左投手に苦労したのもそのためだ、と続ける。

「力強くスイングするために始動も早く開き気味になる。左投手の外角球などはボール球に見えているはず。パワーはあるのだから、多少遅れても良いから引き付けて、センターから逆へ打ち返す意識が必要」

 一方、昨年の韓国プロ野球で打点王となったサンズの場合はどうか。

 サンズはドジャース、レイズなどメジャー4球団、その他球団傘下のマイナー、独立リーグなどでプレーした『ジャーニーマン』。米国では出場機会に恵まれず、代理人を通じて18年途中に韓国・ヒーローズに売り込みをかけ移籍した。内外野守れる器用さと勝負強さが持ち味だ。タイトルホルダーという実績とともに、ハングリー精神の強さも高く評価された。

「サンズは勝負強さに定評はあるが、30歳を超えてもメジャーに定着できなかったのは、どこかが足りない」と阪神担当記者は懸念点を語る。

 また、韓国プロ野球のレベルを考えることも大事、と語るのは某球団スコアラー。

「平均的に見て韓国プロ野球投手はNPBの1.5軍レベル。中には素晴らしい投手もいるが、そうではない多数派から打てば打点は稼げる。打点王という肩書ではなく、対応力があるかどうか」

 開幕は2軍スタートだったが、NPBの野球を知るためには良い時期だったのではないか、とも加える。

「韓国の方が米国に似た野球をする部分がある。来日してそこで戸惑いがあったのかもしれない。パワーはあるので、適応してコンパクトにスイングできれば確実性も上がる」

 対応力という部分では未知の部分も多いが、パワーについてはボーア同様に魅力的であるのは間違いない。


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