「スポーツ栄養学」はいまやスポーツ界の常識?  取り入れて成功したチームとは?

スポーツ医が語る「スポーツ×医療」まるわかり講座

ヘルス

2020/05/25 07:00

※写真はイメージです(写真/Getty Images)
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松本秀男(まつもとひでお)/医師。専門はスポーツ医学。1954年生まれ。東京都出身。1978年、慶応義塾大学医学部卒。2009年から2019年3月まで、慶応義塾大学スポーツ医学総合センター診療部長、教授。トップアスリートも含め多くのアスリートたちの選手生命を救ってきた。日本臨床スポーツ医学会理事長、日本スポーツ医学財団理事長
松本秀男(まつもとひでお)/医師。専門はスポーツ医学。1954年生まれ。東京都出身。1978年、慶応義塾大学医学部卒。2009年から2019年3月まで、慶応義塾大学スポーツ医学総合センター診療部長、教授。トップアスリートも含め多くのアスリートたちの選手生命を救ってきた。日本臨床スポーツ医学会理事長、日本スポーツ医学財団理事長

 スポーツ科学研究の進歩にともなって、最近はスポーツ栄養学の研究が盛んにおこなわれるようになりました。アスリートの活躍には、身体の強化や疲労の回復、より高いパフォーマンスの発揮を目的とした「食事・栄養」への取り組みが欠かせないことが、いまやスポーツ界の常識となっています。種目ごとの特性の違いに合わせた食事・栄養など、実践的な知識について、日本スポーツ医学財団理事長の松本秀男医師に教えてもらいます。

【写真】解説する松本秀男医師

*  *  *
 同じ練習をしているにもかかわらず、一部のアスリートだけに熱中症や障害などが起こる場合があるのはなぜでしょうか? その理由のひとつに、食事の量や内容が関係するといわれています。熱中症や障害が起こりにくいからだをつくるためには、日頃から欠食せず一日3食をバランスよく食べて、コンディションを整えることが大切です。

 運動やスポーツをすると、身体活動量が増加するため、それに見合うエネルギーや栄養素を摂取しなくてはなりません。またアスリートは、競技力を上げるために理想的な体格や体組成になるような食事を摂ることが求められます。そのためアスリートには、トレーニングの計画に合わせて、エネルギーや栄養素のバランスを考慮した食事計画が必要になります。

「スポーツ栄養」とは、スポーツをするために必要な物質を体内で利用できるよう、身体活動の状況に応じて最適なタイミングで適切な量を摂取するものです。「スポーツ栄養学」は、運動やスポーツをする人の競技種目やポジション、年齢、性別などを考慮し、通常練習期、試合期、休養期などのトレーニング計画に合わせて、「いつ、何を、どのくらい食べる(飲む)べきか?」といった理論や知識、方法を明らかにしています。

 オリンピック強化指定選手をはじめ、トップアスリートの競技力向上をサポートするナショナルトレーニングセンターでは、スポーツ栄養学にもとづいた栄養管理、指導がおこなわれています。そのほかにも、プロスポーツチームや大学・高校の強豪チームなど、スポーツ栄養学を取り入れて、好成績をあげているチームが増えています。

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帝京大学ラグビー部は先進的な取り組み例

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