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まさに『激レアさん』! プロ野球で“絶滅危惧種”の名捕手は今後生まれるのか?

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ヤクルトで球史に残る名捕手として活躍した古田敦也 (c)朝日新聞社

ヤクルトで球史に残る名捕手として活躍した古田敦也 (c)朝日新聞社

 先日、野村克也氏が亡くなった。現役時代はプロ野球史に残る頭脳派の名捕手として活躍しただけでなく、戦後初の三冠王を獲得するなど打撃でも目を見張るほどの好成績を残し、指揮官としてもヤクルトを常勝軍団に育てるなど名将としても知られた。『名選手、名監督にあらず……』を覆す数少ない野球人だった。あらためて、心よりお悔やみ申し上げます。

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 さて、野村は生前、「捕手が育てばチームは強くなる」との名言を残した。実際、ヤクルトでは古田敦也を1990年代から2000年代前半を代表する名捕手に育て上げ、Bクラスが定位置だったチームを在任9年でセ・リーグ優勝4回、日本一3回へと導いた。

 ただ、残念ながら、球界を代表するような捕手はそう簡単には出てこない。捕手は野球の要。9人の選手の中で1人だけ立ち位置が逆で、グラウンド全体を見渡せる。それゆえ、試合中の“現場監督”とも呼ばれる重要なポジションだが、育てるのは容易ではない。

「捕手は1日にしてならず」

 1人前の捕手を育成するには最低3年は必要で、5年以上かかることもある。ドラフト指名から即戦力の捕手になる例はなかなかいない。ましてや、高校生ではちょっと難しい。近年では江の川高校(島根)から横浜大洋ホエールズにドラフト1位で加入した谷繁元信(元中日監督)がルーキーだった1989年に開幕一軍を果たしてフル帯同したくらいで、高卒捕手が即1軍のレギュラーになることはほぼない。高卒1年目から出場機会を得た西武の森友哉でも開幕は二軍スタートで、一軍では捕手としての能力よりも打棒への期待の方が高かった。

 では、今季の12球団の正捕手候補を見てみよう。

ヤ 嶋 基宏(大卒 14年目)35歳
巨 小林誠司(社会人 7年目)30歳
阪 梅野隆太郎(大卒 7年目)28歳
広 會澤 翼(高卒 14年目)31歳
中 木下拓哉(社会人 5年目)28歳
De 伊藤 光(高卒 13年目)30歳

ソ 甲斐拓也(高卒 10年目)27歳
日 清水優心(高卒 6年目)23歳
ロ 田村龍弘(高卒 8年目)25歳
西 森 友哉(高卒 7年目)24歳
オ 松井雅人(大卒 11年目)32歳
楽 岡島豪郎(大卒 9年目)30歳


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