■ユーチューバーとして芸人に助言

 また、本田と言えば登録者数140万人を超える自身のYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」も知られているが、そこでも彼女のサービス精神が存分に披露されており、そうした姿勢もバラエティ出演に繋がっているのだろう。

「『ゴチ』で24万円の自腹となった本田ですが、2月3日に『24万8千2百円を払う日の朝』というタイトルで動画を投稿。まさかのすっぴん姿で登場し、身支度をして家を出ていくまでが収められ、最後に領収書が映し出されるという内容でした。YouTubeの急上昇ランキングで1位を獲得し、現在の再生回数は400万を超えています。また以前、バラエティ番組でチャンネル登録者が少ないことに悩むNON STYLEの井上裕介に対し、『テレビでやるようなやつをやってもムダ。テレビの井上さんはテレビで見れちゃうので、そうじゃないところを』と、的確な助言を送ったこともありました」(同)

 視聴者が親近感を抱くポイントがわかっているからこそ、バラエティ番組でもこれだけ活躍できるのだろう。今まで以上にバラエティに出てほしいと思っているファンも多いはずだ。

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、そんな本田の魅力についてこう分析する。

「デビュー以来、着実にキャリアを重ね、今やドラマ・映画・バラエティと、まんべんなく結果を残せる全方位型タイプの女優に成長し、貴重な存在になりつつある。演技面ではまだまだ伸びしろがあると思いますが、華があるし安定感も抜群です。『ゴチ』の女性レギュラーはこれまで佐々木希、杏、二階堂ふみ、橋本環奈、土屋太鳳といずれも名だたる人気女優ぞろい。ここでしっかり経験を積めば女優としてステップアップすることは確実でしょう。一方でガチのゲーマーであることを隠さず披露しているところも好感度が高い。今年はオリンピックイヤーですし、この勢いに乗ってぜひeスポーツなんかにもチャレンジしてほしいですね」

 今年も引っ張りだこになりそうな本田。「ゴチ」での奇跡的なピタリ賞は「バラエティに転向せよ」との神のお告げかもしれない!?(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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