41歳でママになった浜崎あゆみが葛藤し続けた“母親”の存在 (4/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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41歳でママになった浜崎あゆみが葛藤し続けた“母親”の存在

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出産を発表した浜崎あゆみ (C)朝日新聞社

出産を発表した浜崎あゆみ (C)朝日新聞社

■同じシングルマザーの母親の存在

 かと思えば、母親について「この人と同じような間違いは犯したくないと思った」とも語っている。自由すぎて離婚してしまい、シングルマザーとしての子育てをせざるをえなくなった母親。ウエディングドレスを何度も着るほど、幸せな結婚への憧れも強そうな彼女が、反面教師にしようと思ったのも無理はない。

 とはいえ、彼女も二度の離婚を経験。今回の出産についても、父親である男性と入籍しないなら、シングルマザーとして子育てをしていくことになる。

 ちなみに、現在、彼女は都内の豪邸に母親と住んでいるという。前出のラジオの頃は距離を置いていたようだが、今は極めて仲がいいらしい。そこには結局、似た人生を歩みつつあることの親近感が作用しているのかもしれない。

 いずれにせよ、浜崎は自由に憧れ、仕事に恋に葛藤を繰り返し、それを歌に反映させることでスターになった。そして、役の上で出産した17歳のときから24年後に、実人生でも母親となったわけだ。妊娠中も、また、出産直後にもライブを行なったことが話題になったが、タフな母親ぶりはまさにこれまでの葛藤によって培われたものだといえる。

 美しさだけでなく、強さをアピールしたことで、彼女はファンに支持される新たな拠りどころを得た。その姿は同世代の女性たちに、勇気や希望を与えるものでもあるだろう。


●宝泉薫(ほうせん・かおる)/1964年生まれ。早稲田大学第一文学部除籍後、ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』発行人を経て『週刊明星』『宝島30』『テレビブロス』などに執筆する。著書に『平成の死 追悼は生きる糧』『平成「一発屋」見聞録』『文春ムック あのアイドルがなぜヌードに』など。


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