イチロー、松井秀喜が世界の舞台で共演! 「侍ジャパン」が昔に存在したら…【90年代編】

東京五輪

2020/01/05 16:00

最強のリードオフマン・イチロー (c)朝日新聞社
最強のリードオフマン・イチロー (c)朝日新聞社

 野球日本代表が定着していなかった1970年代、1980年代、1990年代の3世代で侍ジャパンを編成してみる企画。最終回の今回は1990年代。1996年のアトランタ五輪時点での代表チームを選んでみた。また、人数は今年の東京五輪と同様に24人としている。

【写真】イチローが「本当の天才」と言った男とは?

 1990年代の中盤は西武の黄金時代が終わり、パ・リーグではオリックスが一気に力をつけてきた時代だ。1995年からリーグ連覇を達成し、1996年には巨人を破って日本一にも輝いている。一方のセ・リーグは野村ID野球が大きく花開いたヤクルトと、FAによって他球団の主力を集めた巨人の二強時代。93年から97年はこの両チームが交互にリーグ優勝を果たしている。選手ではパ・リーグがイチロー(オリックス)、セ・リーグは松井秀喜(巨人)が完全に看板となっていた時代だった。

投手
西口文也(西武)
伊良部秀輝(ロッテ)
斎藤雅樹(巨人)
今中慎二(中日)
山本昌(中日)
吉井理人(ヤクルト)
斎藤隆(横浜)
野村貴仁(オリックス)
河本育之(ロッテ)
高津臣吾(ヤクルト)
佐々木主浩(横浜)

捕手
古田敦也(ヤクルト)
谷繁元信(横浜)
伊東勤(西武)

内野手
小久保裕紀(ダイエー)
立浪和義(中日)
江藤智(広島)
野村謙二郎(広島)
石井琢朗(横浜)
堀幸一(ロッテ)

外野手
イチロー(オリックス)
松井秀喜(巨人)
緒方孝市(広島)
村松有人(ダイエー)

※()内は当時の所属チーム

スタメン
1番 イチロー(ライト)
2番 野村(サード)
3番 小久保(ファースト)
4番 松井(レフト)
5番 江藤(DH)
6番 立浪(セカンド)
7番 緒方(センター)
8番 古田(キャッチャー)
9番 石井(ショート)

 1976年と1984年は投手を10人としたが、1990年代は分業制も進んだこともあって、一人多い11人とした。先発は右の西口、伊良部、斎藤、左の今中、山本の5人。完全な本格派は伊良部と今中の二人で、西口、斎藤、山本の3人は変化球と投球術が光るタイプ。全員が長いイニングを投げられるだけの力があり、1976年と比べても引けを取らない顔ぶれとなった。

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抑えは鉄壁

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