■今後は人妻キャラ路線かママタレに?

 そもそも、芸能界で同じキャラを何年も続けると飽きられる可能性があり、いずれは脱愛人路線へのシフトチェンジが必要だろう。そんな中、ドラマではイメージと真逆の役を演じることが多い。

NHK大河ドラマ『真田丸』では、信念を貫き通しキリシタンとして悲劇的な最期を遂げる美女・細川ガラシャを演じていましたね。昨年放送された朝ドラ『まんぷく』でも、ヒロインの相談相手となる職場の先輩で、仕事はできるが男性経験ゼロという女性を好演し、ネット上では『大げさ過ぎず自然でとても見やすい』『予想外にいい演技で好きになった』と好評意見が多かった。出始めは壇蜜の二番煎じという感が強かった橋本ですが、女優としてはセクシー路線ではないところで頑張り、『清楚系も合う』と視聴者に思わせたのが出世できた大きな理由でしょう。見た目は落ち着いた美人ですし、愛人キャラを捨てても重宝されると思いますよ」

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、彼女の結婚についてこう分析する。

「ここ最近の芸能人の結婚ラッシュの中でも、『医師』というかなり社会的・経済的ステータスの高いパートーナーを手に入れた、これ以上ない理想的なゴールだと思います。もっとも結婚はスタートでもあるので、これから先、彼女が芸能活動を続けていく場合、どのような方向にシフトしていくのかは非常に興味深いところ。これまでのファンをなるべく裏切らず、新しい路線を拡大するためにどのような手を打ってくるのか。妖艶な人妻キャラとなってさらにセクシーな路線を突き進むのか、思い切ってクリーンな主婦タレントやママタレに方向転換するのか、セルフプロデュースにも秀でている彼女がどうするか、注目したいと思います。また、先日、漫画家の清野とおる氏と結婚した壇蜜と合わせて、いわば“愛人キャラ”のツートップがそろってこの11月に結婚。いきなり席が2つも空いたわけですから、次にこのポジションに誰が座るのかも大いに気になりますね」

 イメージとして「年配の資産家と結婚」と思いきや、実際は同年代の一般男性。そんな相手選びに好感を持った人も多いのでは? 今後はチャーミングな奥さんキャラとしての活躍も期待したいところだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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