――ありがとうございます。では最後に、経験者としてアドバイスやメッセージはありますか。

ダイスケはん:今回、この取材の依頼をいただけたことがすごく嬉しかったんです。というのも、リハビリ中に、周りの音楽仲間がからだを故障することが多くありました。バンドマンは楽器の演奏で腰や肩に負担がかかる職業なんです。病気を公表している僕のことを反面教師にしてほしい、と思いました。からだのことはもちろん、気持ちの面でも、僕みたいな人がうまれちゃだめだ、と感じた期間でもあったので。

 からだに違和感があったら放っておかずにはやめに病院にいってほしい。また、からだを痛めると肉体だけじゃなくて精神的にもしんどくなる。そういうときは、どんな手段でもいいからつらい気持ちをはき出して、自分のからだと向き合ってほしいです。

○ダイスケはん/1977 年、香川県生まれ。98 年に八王子で結成された4 人組ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」のメンバー。担当パートは“キャーキャーうるさい方(ほう)”。現在、全国9カ所で「これからの麺カタコッテリのTOUR をしよう<SEASON2>」開催中。

(文・濱田ももこ)