○ダイスケはん/1977年、香川県生まれ。98年に八王子で結成された4 人組ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」のメンバー。担当パートは“キャーキャーうるさい方(ほう)”。現在、全国9カ所で「これからの麺カタコッテリのTOURをしよう<SEASON2>」開催中。(撮影/写真部・掛祥葉子)
○ダイスケはん/1977年、香川県生まれ。98年に八王子で結成された4 人組ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」のメンバー。担当パートは“キャーキャーうるさい方(ほう)”。現在、全国9カ所で「これからの麺カタコッテリのTOURをしよう<SEASON2>」開催中。(撮影/写真部・掛祥葉子)

 激しくもキャッチーなパフォーマンスが人気の日本のロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」。“キャーキャーうるさい方”として活躍するダイスケはんは、2018年9月に頸椎椎間板ヘルニアの手術を受けました。週刊朝日MOOK『首腰ひざのいい病院2020』では頸椎ヘルニア手術についてダイスケはんにインタビューしました。

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――2018年の9月、氣志團主催のフェス「氣志團万博」で突然の活動休止を発表されました。その2日後、HEY-SMITH主催のフェス「OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL2018」で、活動休止の理由が頸椎椎間板ヘルニアだと発表されて……。椎間板ヘルニアと判明したのはいつ頃だったんでしょうか。

ダイスケはん:ヘルニアのきざしは10年ほど前からありました。その当時、偏頭痛がひどくて病院に行ったら、今回ヘルニアになった箇所の椎間板が少し飛び出ていました。それから予備軍として過ごしていたんですが、去年の8月、北海道での夏フェス終わりの帰りの飛行機で、突然左の肩甲骨に尋常ではない痛みを感じたんです。痛すぎて嘔吐するほどでした。これは様子がおかしい、と病院に行ったら、「頸椎椎間板ヘルニアです、すぐに手術しましょう」と言われて。念のためセカンドオピニオンも受診しましたが、結果は同じでした。

 医師には、「頸椎を損傷してしまうと自発呼吸ができなくなり、命の危険がある」と最初に伝えられ、「ここまで何事もなかったことは奇跡だと思いなさい、今後他の箇所を痛めたとき、あのとき大丈夫だったから大丈夫というのは通用しないよ」、と戒められました。

――緊急手術を要する重度な椎間板ヘルニアと診断されたのが8月中旬で、活動休止を発表したのが9月の中旬でした。約一カ月空いています。

ダイスケはん:活動休止を発表するまでに、5本のライブと2曲のミュージックビデオの撮影が決まっていたんです。やっぱライブはしたいって気持ちがあったし、僕のせいで予定が変わることが申し訳なかった。医師とメンバーとスタッフで話し合い、手術を延期してライブとビデオ撮影をやってみよう、ということになって。医師からは自分の人生を優先して決めなさい、と言ってもらいましたけど、すごく悩みました。

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原因はやはりヘッドバンギング…