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「阪神にはチャンスある」球界屈指のブルペン支える助っ人の“熱き思い”

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山岡則夫dot.
阪神のピアース・ジョンソン (c)朝日新聞社

阪神のピアース・ジョンソン (c)朝日新聞社

 日本へ行くにあたっては報道されている通り、元阪神のマット・マートンなどに相談したという。

「マートンの実績は知っていた。阪神の伝説的な英雄だったらしいね。彼の経験からチームのこと、日本野球のことなど、いろいろ聞いた。中でもやはりコンディショニングの重要性は参考になった」

 参考になったのは日本の夏の暑さだという。加えて阪神は本拠地・甲子園を夏の一定期間、高校野球で使用できない(近年は京セラドームを使用する)

「ほぼ1カ月近くロード遠征をしなくてはいけない。これは本当にタフなことだと言われた。実際に、今、経験している最中。調整方法など、コンディショニングコーチとも相談しながら、いろいろ試してやっている」

 PJは100マイル(160キロ)近いストレートに加え、多彩な変化球も併せ持つ。全身のパワーを効率良く使えるためにどうするか、を常に模索している。

「身体のキレを重視している。そうすれば全身のパワーを効率的に使える。コンディショニングは大事にしていて、走り込みに大事にしていた。でも日本のこの暑さでは、走りこむことが逆効果になってしまうこともある。距離や走る量など考えている。

 夏を迎えて調整方法を少し変えてみた。春先は走り込みをしっかりしていた。長めの距離も取り入れていた。でも暑くなるにつれて少し量を減らしたり、キャッチボールや遠投を多くした。その中で実際の投球のように腕を強く振って、強いボールを投げるようにしている。汗もかけるし、投球のメカニックの確認もできる」

 試合前の練習中、外野フィールドで遠投をしている姿をたびたび見かける。50mほどの距離を試合中さながらの球速で投げている。

「オハヨウゴザイマス。ホンマ、アツイナ」。いくつかの日本語を流暢に操る28歳の若者は日本、そして関西という土地を好きになりつつある。

「甲子園の周りは山も海もあって本当にキレイな場所。サンフランシスコやサンディエゴなど、アメリカでも美しくて好きな場所はたくさんある。でもそれと同じくらい日本を好きになりつつある。また関西の人たちは熱心に応援してくれるし、フレンドリー。居心地がいい。でもこの暑さだけは、ちょっとクレイジーかな(笑)」


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