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大谷翔平が二刀流を続けたら…「殿堂入りの条件」はどうなる?

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杉山貴宏dot.
エンゼルスの大谷翔平 (c)朝日新聞社

エンゼルスの大谷翔平 (c)朝日新聞社

 手術明けの今季は打者に専念する予定の大谷翔平選手(エンゼルス)。現地13日には待望の今季1号アーチ、18日には本拠地での2号弾を放つなど、非凡な才能を変わらず発揮している。来季からはいよいよ投手としても復帰予定で、二刀流選手としての真価発揮を楽しみにしているファンも多いだろう。

 ところで、メジャーリーガーとしての究極目標のひとつである殿堂入りに関して、大谷がそれを実現する可能性はどのくらいあるのだろうか。この話題で結論を難しくするのは、やはり前例のない二刀流選手だということだろう。

 殿堂入りの目安は、伝統的に打者なら通算500本塁打か3000安打、投手なら300勝などと言われてきたが、これはマストの条件ではなく、ラインに満たない選手も殿堂入りを果たしている。タイトル獲得の回数や球界への影響力なども考慮されるためで、今年に待望の殿堂入りとなったエドガー・マルティネス(元マリナーズ)は通算2247安打、309本塁打だったが、指名打者の地位向上に多大な貢献をなしたことが殿堂入りにつながっている。

 このマルティネスの前例に倣うならば、もし大谷が二刀流選手のパイオニアとして後のメジャーリーグ史に革命をもたらす存在になれば、3000安打や300勝は必須項目ではなくなるはずだ。とはいえ、一定以上の活躍が必要なのも確実。ではそのラインはどのあたりになるのだろうか。

 まず二刀流のデメリットとして、中6日で先発する投手としても、登板日の前後で欠場の可能性が増える打者としても出場試合数が専業選手に比べて少なくなることがある。つまり勝利数や奪三振数、本塁打や打点など試合数が多いほど数字が伸びやすい部門ではタイトル争いで不利になるということだ。大谷がタイトルを獲得するならば、規定の投球回や打数の届いた場合の防御率か打率に限られる可能性が高いとみるのが妥当だろう。

 ただしシーズンのトータルでの活躍で受賞者が決まるリーグMVPならば、投打のタイトルには無縁でも選出される可能性は大いにある。大谷が殿堂入りするためには、このMVPを可能ならば複数回は獲得してアピール材料にしたいところだ。


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