“早熟傾向”の女子フィギュア選手にとって「真のピーク」とは… (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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“早熟傾向”の女子フィギュア選手にとって「真のピーク」とは…

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沢田聡子dot.
六本木に登場したアイスリンクのオープニングイベントで演技を披露する浅田真央さん (c)朝日新聞社

六本木に登場したアイスリンクのオープニングイベントで演技を披露する浅田真央さん (c)朝日新聞社

 世界選手権のメダリスト会見で、メドベージェワは「『もうメドベージェワは終わった』という声が聞こえてきた時、どうやってそのノイズを遮断したのか」と問われ、次のように答えている。

「世界選手権でメダルを取ったということだけで、まだ健在だと立証できたと思います」
 メドベージェワはピークを過ぎたとは言わせない、そんな気概を感じさせる言葉だった。

 選手としての浅田真央のピークはいつだったのか。答えは一つではないが、彼女の滑りを見続けてきた人であれば、おそらく軽々とトリプルアクセルを決めていた15歳当時が絶頂期だとは言わないだろう。少女達が跳ぶ高難度のジャンプは驚きであり、そのために積んでいる努力は賞賛に値するが、それがフィギュアスケートのすべてではない。多くのファンが見たいのは、ティーンエイジャーの一瞬の輝きではなく、その後成熟していく滑りなのではないだろうか。(文・沢田聡子)

●プロフィール
沢田聡子
1972年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤めながら、97年にライターとして活動を始める。2004年からフリー。シンクロナイズドスイミング、アイスホッケー、フィギュアスケート、ヨガ等を取材して雑誌やウェブに寄稿している。「SATOKO’s arena」


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